音声認識:消費者はデジタル アシスタントのさらなる向上を求めている

2018/02/05 | マーケットニュース

2017年12月29日、ミュンヘン(ドイツ) 

現在、日常生活の手助けとしてデジタルアシスタントが注目されています。インフィニオン テクノロジーズ(FSE:IFX/OTCQX:IFNNY)が委託した代理調査によると、ドイツ消費者の4人に1人がリビングルームでデジタルアシスタントを使ってみたいと回答しています。調査対象者のうち、男性の3人に1人、女性の約5人に1人がAmazon Echo(Alexa)、Google Home、Apple HomePod(Siri)に興味があると回答しています。一方、デジタル アシスタントのドイツ一般家庭への普及を阻害している要因として、デバイス操作に関する不満があります:15%が音声制御に十分な精度が備わっていないと回答し、17%がデータ保護に不安があり、デバイスによる日常生活の手助けは不要であると回答しています。 

パフォーマンスの向上が望まれるAlexa & Co.

調査結果からも、ドイツ消費者の多くが特に音声制御とデータ保護という2つの点に関し、さらなる向上を求めていることがわかります。同様に、24%がより正確に認識するコマンドを望むと回答しています。インフィニオンのパワーマネジメント&マルチマーケット事業本部プレジデントであるアンドレアス ウルシッツ(Andreas Urschitz)は、次のように述べています。「現在の音声認識にある問題は、ソフトウェアが屋内の最大ノイズを常に優先してしまうことです」 

センサーの組み合わせが利便性を向上させる

ドイツ消費者の8%は、音声制御だけでなく、ハンドジェスチャーによるデバイス操作も望むと回答しています。「現在、人間と機械の意思疎通は、急速に進展している分野ですが、デジタルアシスタントは、より直観的で便利になる必要があります」とインフィニオンのウルシッツは述べています。インフィニオンでは、高感度マイクロフォンやレーダーチップといったセンサを組み合わせることで、音声制御とハンドジェスチャーの両方を可能にする技術を提供しています。ミュンヘンを本拠とする同チップ会社は、すでに英国のXMOS社と共同で、騒音の多い環境でも実際に会話している人を認識し、マイクロフォンの方向性を話者に限定することができるソリューションを開発しています。同ソリューションにより、デバイスが認識できる半径を拡大させ、信頼性の高いパフォーマンスをもたらします。 

また、調査結果によると、回答者の多くがデジタルアシスタントの答え方にも向上の必要性があると感じています。ユーザーの質問に対し、よりインテリジェントな応答を望むと23%が回答しています。一方、少なくとも10%は、特にデバイスがリビングルームにいる人物を認識し、その人物に合わせて提案を行える場合に限り、カメラ付きのデジタルアシスタントを置いてもかまわないと回答しています。 

*全データは、特に記述のない限り、YouGov Deutschland GmbHによって提供されたものです。調査は、2,036人を対象に2017年12月19日から21日まで実施されました。調査結果は、加重集計され、ドイツ全人口(18歳以上)の代表性を反映したものです。

Press Photos

  • According to a representative survey commissioned by Infineon Technologies AG, every fourth consumer in Germany would put a digital assistant in their living room.
    According to a representative survey commissioned by Infineon Technologies AG, every fourth consumer in Germany would put a digital assistant in their living room.
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