インフィニオン、新たな高性能FPGA開発プラットフォームを実現

2016/03/18 | マーケットニュース

2016年3月18日、ミュンヘン(ドイツ) 

独インフィニオンテクノロジーズは、PMBusのフル機能を搭載した同社のデジタルPoL(Point-of-Load)DC/DCレギュレータが、「Kintex® UltraScale™」開発ボードに搭載されることを発表しました。本ボードで柔軟な設計を推し進める重要な要素となるのが、「IR3806x」ファミリーの優れたPMBus接続です。パラメータ設定は内部メモリ内に保存可能です。さらに、PMBusのコマンドにより、ランタイム制御、フォールトステータス、テレメトリに対応します。 

圧倒的な柔軟性

プログラミング可能なオンチップの「SupIRBuck™」レギュレータは、FPGAベースの設計で圧倒的な柔軟性を発揮します。このため、急速に変化する設計要件へ容易に対応できます。「IR3806x SupIRBuck」電圧レギュレータは、PWMコントローラとMOSFETを単一パッケージに集積しています。すべての損失を含む全レールで90%以上の効率を提供し、小型フットプリント、3~35Aでのピーク-ピーク間リップル電圧は、サブ10mVをさらに下回ります。本レギュレータは極めて高い堅牢性を誇り、システムの電源管理を高水準で行うことが可能です。 

「IR3806x」ファミリーは小型でありながら、完全統合型PoLレギュレータとして、PMBus 1.2との完全な互換性により、複数のレールを通じて高度な電源管理のプログラミング、マージニング、シーケンシング、テレメトリに対応します。本ボードには、組み込み処理システムのあらゆる機能が搭載されています。これにより設計者は、アプリケーションの設計と検証を容易に行えます。 

Xilinx社のビットエラー試験(BERT)は、厳格なコード試験によりエラー損失を実証するものです。ここではシリアルトランシーバ/レシーバを通じ、最悪の場合のビットパターンを使用します。「IR38060」は高精度の電力性能を備えており、ゼロビットエラー試験の結果によると、パターンを通じてジッタノイズへの影響はありませんでした。

インフィニオンは、「APEC」(於:カリフォルニア州ロングビーチ、会期:2016年3月20~24日)の自社ブース(ブース番号1917)にて、Xilinx Kintex UltraScaleの展示を行いました。詳細は、  www.infineon.com/Xilinx をご覧ください。

Information Number

INFPMM201603-040

Press Photos

  • Featured in the new Kintex® UltraScale™ development board, the on-chip programmable SupIRBuck™ DC-DC regulator from Infineon provides tremendous flexibility for FPGA-based design.
    Featured in the new Kintex® UltraScale™ development board, the on-chip programmable SupIRBuck™ DC-DC regulator from Infineon provides tremendous flexibility for FPGA-based design.
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