インフィニオン、スマートフォン/タブレット向けRFスイッチの出荷個数が10億個に到達 ― バルクRF CMOS技術が、最高の成長率に対応

2014年6月11日、ノイビーベルク（ドイツ）

独インフィニオン テクノロジーズは本日、スマートフォンやタブレット製品で使用される同社のRFスイッチの出荷個数が、10億個に到達したことを発表しました。これは、R Fスイッチの分野で世界をリードし、最も急成長中のサプライヤーの1社である、インフィニオンのポジションを強調するものです。次 世代のスマートフォンやタブレットに導入されているLTEバンドの増加を主な要因とし、RFスイッチに対する需要は、今後数年間で2桁成長が見込まれています。

携帯電話の動作に必要な周波数バンドやモードの増加に伴い、4G/LTE携帯電話のRFフロントエンド部の設計は、複雑さを増しており、要件も厳しくなっています。さ まざまな周波数バンド/モード選択アプリケーションに加えて、アンテナスイッチは、RFフロントエンドにとって欠くことのできない、主要部品となっています。これらのアンテナスイッチは、どの送信（TX）/受信（ RX）パスが4G/LTEのメインアンテナに接続可能であるかを選択するほか、どの周波数バンドがダイバーシティアンテナから受信されるかを明確にします。

インフィニオンは、スマートフォン向けのアンテナや汎用RFスイッチについて、広範なポートフォリオを取り揃えています。専門性が高く、高価なSOI技術に比べ、インフィニオンのバルクRF CMOS技術は、標準的な設備、材料、製造プロセスを採用しており、大きなスケールメリットと量産時の高い柔軟性を享受できます。CMOSプロセスによって、ドライバ回路やMIPI/GPIOの制御回路は、ス イッチとともに同一チップ上に集積できるため、ガリウムヒ素（GaAs）技術を使用する他社と比較した場合、インフィニオンのバルクRF CMOS（130nm）には、さまざまな優位性があります。この結果、設 計プロセスが簡素化され、部品点数も少なくてすみます。インフィニオンのRFスイッチは、挿入損失が低く、アイソレーションが高く、高調波の発生が抑えられます。

インフィニオンでは、小スローカウントのRFスイッチの派生製品から、フィルタ機能の内蔵された、多スローカウントの構成まで、RFの汎用スイッチとアンテナスイッチを幅広く取り揃えています。本 RFスイッチは、ディスクリート、省スペース型のフリップチップ内蔵TSLP/TSNPリードレスパッケージとして、または、モジュールメーカー向けのチップスケールパッケージ（CSP）として提供されます。さ らに、インフィオンはこのほど、自社のポートフォリオを拡大し、アンテナチューニングソリューションのファミリーと、LTEキャリアアグリゲーション向けのアンテナスイッチモジュールを投入しています。

インフィニオンのRFスイッチについての詳細は www.infineon.com/RFswitches をご覧ください。

インフィニオン テクノロジーズ（Infineon Technologies AG）は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率、 モビリティ、 セキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。 2013会計年度（9月決算）の売上高は38億4000万ユーロ、従 業員は世界全体で約2万6,700人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQX に株式上場しています。

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。

本社サイト： http://www.infineon.com

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