インフィニオンとVodafone、新興市場向けモバイル・インターネットの実現に向け、次世代のGSM技術とEDGE技術で提携

2010/02/15 | マーケットニュース

ノイビーベルク(ドイツ)/バルセロナ(スペイン)

独インフィニオンテクノロジーズは本日、世界をリードするモバイル通信会社であるVodafone Group Plcとの提携を発表しました。

今回の提携により、両社の戦略的関係が拡大されることで、Vodafoneは、コストを最適化したインフィニオンのモバイル・プラットフォームを活用し、自社ブランドの製品でモバイル・イ ンターネット・デバイス(MID)市場に参入することで、新興市場向けの強力なインターネット・ユーザエクスペリエンスを実現します。Vodafone VF545は、今 回の提携によって生み出された最初のデバイスです。

インフィニオンのドミニク・ビロ(Dominik Bilo)(セールス・マーケティング&ディストリビューション担当シニア・バイスプレジデント)は、次のように述べています。「 EDGEプラットフォームである『XMM™2130』の開発により、インフィニオンは、新興市場のニーズに独自の取り組みを行っています。市場リーダーのVodafoneと提携し、彼らのモバイル・イ ンターネット端末ソリューションをサポートできることを誇りに思います」

新興市場では、固定インターネットのインフラが敷かれていないのが一般的であり、インフィニオンのプラットフォームによって、多数の新規ユーザーがモバイル・インターネットとモバイル・ア プリケーションを利用できるようになります。セグメント内で最高レベルのオンチップ集積を実現し、高性能CPUを搭載することで、インフィニオンの「X-GOLD™213」は、フィーチャーフォンの性能、E DGEのダウンロード速度、コストを最適化したアーキテクチャのメリットを融合させて、多岐にわたるMIDデバイスと表現力豊かなインターネットエクスペリエンスを実現します。

Vodafoneのフランク・レッドマール(Frank Redmer)氏(ブランドデイバス調達事業部ジェネラルマネージャ)は、次のように述べています。「 インフィニオンによる最新のチップセット・ソリューションは、急成長市場向けに魅力的な製品を提供しようとするVodafoneの戦略を全面的にサポートしています。イ ンフィニオンの次世代EDGEプラットフォームを提供することにより、Vodafoneは今後、自社ブランドの魅力的な携帯電話ポートフォリオをこれまで以上に強化できます」

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2009会計年度(9月決算)の売上高は30.3億ユーロ、従 業員は世界全体で約2万5,650人でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場されています。
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com  
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFWLS201002.033