オムロンのRFIDシステムに非接触型メモリ製品を供給 インフィニオン テクノロジーズ~FA用途向けRFIDシステムで大容量メモリと高信頼性を実現~
2007年7月26日 ミュンヘン
インフィニオンテクノロジーズは、オムロン株式会社(以下、オムロン)のRFIDシステム「V680シリーズ」に、非接触型メモリ製品『my-d® vicinity』を供給していると発表しました。
オムロンは、全世界で製造業・流通業向けにRFIDを活用したソリューションを提供している世界最大級のRFIDメーカです。V680シリーズは、国際規格ISO/IEC18000-3 mode 1(ISO/IEC15693)に準拠し、高信頼性/耐環境性および「交信の見える化」を実現したファクトリーオートメーション(FA)に最適なRFIDシステムです。
今回V680シリーズに採用されたのは、インフィニオンの非接触型メモリ製品『my-d vicinity』シリーズです。同製品は業界では最大クラスの1,024バイトのメモリ容量を保有しており、 製造現場で増大する生産データ、トレーサビリティのための品質データの管理に最適です。
物流や製造分野などにおいて、RFIDの導入は目覚しい勢いで拡大しており、市場も年々成長を続けています。その中でもFA分野は、日本のRFタグ分野において最も多く利用されている用途であり、2 006年にはRFタグ市場全体の3割以上を占めるに至っています(社団法人日本自動認識システム協会、2007年4月)。
インフィニオンの『my-d vicinity』には、メモリ容量256バイトと1,024バイトのプレーン・メモリ版と、セキュリティ強化版が用意されています。また姉妹品として低価格、低 メモリ容量が特徴の「my-d light」やISO/IEC14443 type A 準拠の「my-d proximity」もラインナップしており、お客様のニーズにフレキシブルにお答えします。また、メ モリのテクノロジーとしてEEPROMを採用しており、高信頼性が要求されるFA用途において、データ保持に関しての高信頼性を実現しています。
インフィニオンテクノロジーズ ジャパンの概要
1. 設立 1980年2月1日
2. 事業目的 電子デバイスの販売および一切の関連業務
3. 資本金 120,000,000円
4. 代表取締役社長 森 康明
5. 沿革
1980年2月 富士電機とシーメンスの合弁会社として富士エレクトロニックコンポーネツ 株式会社設立
1996年10月 社名をシーメンスコンポーネンツ株式会社に変更
1998年10月 名古屋支店開設
1999年9月 社名をインフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社に変更
2004年2月 大阪営業所開設
2006年1月 東京本社を品川区大崎に移転
2006年10月 メモリ事業部(キマンダジャパン)を分社
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度(9月決算)の売上高は79億ユーロ(キマンダの売上高38億ユーロを含む)、 従業員は世界全体で約4万2,000人(キマンダの従業員約1万2,000人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。イ ンフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
ホームページ: http://www.infineon.com/jp
非接触型メモリ製品情報: http://www.infineon.com/RFID
Information Number
INFJP200707.023j