インフィニオン、CAT-iq対応電話機およびホームゲートウェイ向けの 先進的な半導体デバイスとシステムレベル・ソリューションを投入 ~デジタルコードレスの新規格「CAT-iq」の普及を促進~
独インフィニオンテクノロジーズは、次世代デジタルコードレス技術の普及を促進しているDECT Forumから先般発表されたデジタルコードレス規格「CAT-iq(Cordless Advanced Technology)」に対応した新製品群を投入しました。CAT-iqは、通 信サービスや通信機器の相互運用性とシームレスな接続により固定電話と携帯電話の融合を可能にするホームゲートウェイの新しい製品カテゴリーとして策定された規格です。DECT Forumによると、D ECT機器の販売台数は現在2億台を超えており、2009年にはほぼ倍増すると予想されます。
インフィニオンのCAT-iq対応ソリューション群は、DECT/CAT-iq対応親機・子機向けのシングルチップデバイス「COSIC™」を核とします。このソリューションは、イ ンフィニオンのADSL2+/VoIP IAD-オン-チップ「Danube(ダニューブ)」をベースにした先進的なホームゲートウェイのリファレンス設計と組み合わされます。他 に類を見ないこの組み合わせにより、デジタルコードレス電話機上でブロードバンド接続の「第1の波」であるVoIP/ワイドバンド電話、さ らにはインターネットラジオといった各種のCAT-iq機能を実現することが出来ます。
インフィニオンのトーマス・ポラコウスキー(コネクティビティ事業ユニット担当副社長兼ゼネラルマネージャ)は次のように述べています。「インフィニオンは、DECT Forumがホームネットワーク上でのユーザ体験の向上および固定電話と携帯電話の融合促進を目指した新規格CAT-iqを発表したことを歓迎します。イ ンフィニオンは独自の包括的な製品群によって市場優位を獲得する態勢が十分に整っています。他社がデジタルコードレスもしくはホームゲートウェイいずれかの単体ソリューションだけしか提供していない中で、イ ンフィニオンはこの両者を提供できる業界唯一の半導体メーカーとなっています。インフィニオンでは、量産出荷中の実績あるブロードバンド・ゲートウェイの設計に当社の先進のDECT技術を組み合わせることで、よ り魅力あるメリットをお客様に提供します」
DECT電話メーカーやホームネットワーク機器メーカーは、CAT-iqにより、次世代の機器で優れたユーザ体験を提供できるようになります。端末とゲートウェイ間の相互運用性が向上することで、ユ ーザはコードレス電話機その他のCAT-iq機器を使ってインターネットを閲覧し、オンラインラジオを聴き、VoIP電話をかけることが可能になります。ワイドバンド電話の利用による音質向上により、電 話で話す際にも、また、インターネット上のMP3オーディオクリップを聴く際にも、クオリティの高い抜群のサウンドを楽しむことができます。さらに、イ ンフィニオンのCAT-iqデバイスは接続品質に応じてパワーアンプ(PA)の出力を自動調節することにより、子機が親機に近いときには出力が抑えられバッテリーの消耗を抑えることが出来ます。
インフィニオンは現在、DECT/CAT-iq電話機向けの高集積シングルチップ・ソリューションを提供する業界唯一の半導体メーカーです。また、親機向けには、C AT-iq対応のDECT親機をADSL2+システムオンチップLSIのDanubeとADSL2+用リファレンス設計(2チャネルのVoIP、WLAN、5ポートのイーサネットスイッチ、U SB2.0ホストインターフェースなどを含む)にシームレスに組み込むことの出来る唯一の半導体メーカーです。
インフィニオンについて
本社サイト: http://www.infineon.com
オンラインのニュースリリース: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFCOM200612.025