【キマンダ・プレスリリース】 キマンダがウィンボンドとのファンドリー契約を拡大

2006/08/31 | マーケットニュース

キマンダ(Qimonda AG、本社:独ミュンヘン)とウィンボンド・エレクトロニクス(Winbond Electronics Corp.本社:台湾・新竹)は本日、標 準的なDRAMメモリチップの製造に関する従来の協力関係をさらに拡大する契約を結びました。この付加的合意に従って、キマンダは80nm DRAMトレンチ技術を台中にあるウィンボンドの300mm工場に移転します。ウィンボンドはこの技術を利用してコンピューター用のDRAMを製造し、キマンダにのみ限定して供給します。

両社は2002年5月と2004年8月に、110nmと90nmのDRAM技術をウィンボンドの200mm工場(新竹)と300mm工場(台中)に移転・ライセンス供与する契約を結んでいます。

キマンダのCEO、キンワー・ローは次のように述べています。「ウィンボンドとの協力拡大は、アジアでのパートナーシップを重視する当社の姿勢を明確に反映したもので、こ れにより生産能力と柔軟性がさらに向上します」

ウィンボンドのアーサー・チャオ(Arthur Chiao)会長は次のようにコメントしています。「キマンダとは110nmと90nmプロセス技術で協力して成功を収めた経緯があり、こ れがパートナーシップ拡大への布石となりました。技術移転を80nmプロセスへと拡張することは、両社が今後とも密接な協力関係を維持していく上で重要なステップといえます」

キマンダについて
キマンダ(Qimonda AG、本社:独ミュンヘン)は、独インフィニオンテクノロジーズのメモリ部門分社に伴い2006年5月1日に設立され、同 年8月9日にニューヨーク証券取引所に上場した世界をリードするメモリメーカーです。2006年上期(暦年)のDRAM売上は世界第2位でした(市場調査会社Gartner Dataquestの発表による)。キ マンダの2005会計年度の売上高は28億ユーロで、世界全体の従業員数は約12,000人です。3大陸に5つの300ミリ生産拠点を有しており、ド レスデンの研究開発センターを筆頭に5つの主要な研究開発施設をグローバルに展開しています。これまで注力してきたPCとサーバ用の製品とともに、現在は省電力のトレンチ技術を利用したグラフィックス、モ バイルおよびコンシューマ分野向けの製品にも重点を置いています。詳細についてはwww.qimonda.comをご参照ください。

ウィンボンドについて
 Winbond Electronics Corporationは、1987年台湾新竹のサイエンスベースト・インダストリアルパークに設立され、ロ ジックIC事業グループとメモリIC事業グループを有する半導体ソリューションのリーディング・サプライヤです。

ロジックIC事業グループは、μ-cベースの民生用半導体とPC用ロジックICを含む2つの特定分野に注力しています。

メモリIC事業グループは、モバイルRAM、低容量のフラッシュメモリに注力しており、また、low power DRAM、specialty DRAM、擬似SRAM、汎用DRAM、低 容量以外のフラッシュなどのような主要製品もカバーしています。従業員数は全世界で5,000名以上にのぼり、中国、日本、米国、イスラエルに子会社があります。

独インフィニオンテクノロジーズはメモリ製品部門を分社し、2006年5月1日付けで100%子会社Qimonda AG (キマンダAG)を設立しました。日 本法人でも分社の準備を鋭意進めております。実施まではインフィニオンテクノロジーズジャパンの「キマンダ事業本部」として活動いたします。

Information Number

QAG200608.029j