インフィニオンが超低コスト携帯電話用GSMシングルチップの第2世代製品を使用した通話の試験に成功

2006/05/23 | マーケットニュース

独インフィニオンテクノロジーズは本日、ドレスデンで生産された最初の「E-GOLDvoice」チップが初めての試験で正常に機能し、す でにGSMネットワークでの通話確認がされていると発表しました。「E-GOLDvoice」は携帯電話向けで最も集積度の高いチップで、携帯電話に重要なすべての電子部品を8 X 8平方ミリメートルの面積に組み込んでいます。この高集積のチップは、携帯電話全体の部材コストをさらに削減することができます。

インフィニオンの取締役会メンバーで通信ソリューション部門の責任者であるヘルマン・オイルは次のように述べています。「今回の成功は、す でに実績のある技術に利用されている機能をワンチップに集積しコスト低減とスペース削減を狙うインフィニオンの革新的な集積技術戦略を立証しています。デ ュイスブルグとソフィアアンティポリの拠点で当社は極めて優れた開発を成し遂げました。『E-GOLDvoice』と50個以下の電子部品で、は じめてGSM機能全体を4平方センチメートルの回路基盤に収めることが可能になったのです」。

成熟した130nm(ナノメートル) CMOS技術を利用して生産されたGSMチップは、ハ ンドセットとベースステーションの間の音声を伝送するベースバンドプロセッサとRFトランシーバだけをワンチップに収めるにとどまらず、世界で初めてSRAMメモリとパワー・マネジメント機能も集積しています。従 来は、パワー・マネジメント用のチップだけで7 X 7平方ミリメートルの面積を使用していました。

インフィニオンのチップ「E-GOLDradio」を使用したULC1プラットフォーム(超低コスト携帯電話用プラットフォームの第1世代)をベースにしたの量産はすでに数ヶ月前に開始されており、「 E-GOLDvoice」を中心としたULC 2 プラットフォーム(第2世代)を利用した生産も準備段階に入っています。エンジニアリングサンプルは、7月に出荷予定です。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、子会社「Qimonda (キマンダ)」を通してメモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2 005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com 
日本サイト: http://www.infineon.com/jp 

Qimonda(キマンダ)についての情報は、次のURLをご参照ください。
http://www.qimonda.com 

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INFCOM200605.065

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  • Infineon Demonstrates Second Generation Ultra Low-Cost GSM Single-Chip with Successful Live Phone Call<br><br>Infineon nimmt den weltweit ersten GSM-Singlechip mit integriertem Strom-Management in Betrieb – Basis für Ultra-Low-Cost-Handy erfolgreich getestet
    Infineon Demonstrates Second Generation Ultra Low-Cost GSM Single-Chip with Successful Live Phone Call

    Infineon nimmt den weltweit ersten GSM-Singlechip mit integriertem Strom-Management in Betrieb – Basis für Ultra-Low-Cost-Handy erfolgreich getestet
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