インフィニオンが高性能PC市場向けにDDR2-667 Unbufered DIMMを発表

2005/05/31 | マーケットニュース

独インフィニオンテクノロジーズは、先進メモリサプライヤとして、高性能PC市場向けに、JEDECのDDR2メモリモジュール標準の中で、現 在のところ最高動作周波数のDDR2-667メモリモジュールを提供しています。インフィニオンのECC(誤り訂正コード)版および非ECC版のDDR2-667 Unbuffered DIMMは、イ ンテル社のメモリ検証プログラムに合格しました。

トレンチ技術を適用したインフィニオンのDDR2 DRAMデバイスは、スタック技術と比較して、電荷を保存するのにより低いアレイ電圧しか必要としません。その結果、消費電力が低減され、発 熱が問題となる用途や環境にとって理想的です。インフィニオン製DDR2-667メモリとインテル「955X/945 Express」チップセットを組み合わせたプラットフォームは、シ ステム全体の熱的要件に影響を与えることなく、システム応答速度を高めることを可能にします。

インテルのチップセットおよびソフトウェアマーケティング担当ディレクタであるスニル・カイマル氏は、「インフィニオンが供給しているようなDDR2メモリ技術は、イ ンテルの最新プラットフォームを補完し、デスクトップPCの性能向上をもたらします。そのアーキテクチャの優位性は、メモリ消費電力および発熱量の低減を可能にし、家 庭および企業向けの新しい形状のシステムをサポートします」と、述べました。

インフィニオンのDDR2デバイスは鉛フリーのFBGAパッケージに収納されています。TSOPパッケージと比較して、動作周波数の向上と寄生容量等の少ない優れた特性を実現します。モ ジュールの記憶容量は256MBから2GBをラインナップしています。インフィニオンは有力OEMパートナー各社への量産供給を行う最初のメーカーです。インフィニオンの高性能DDR2 DIMMは「 Computex 2005」(5月31~6月4日、台北(台湾))のインフィニオンブースで動作実演されます。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、メモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の子会社を拠点として活動しています。2004会計年度(9月決算)の売上高は71億9,000万ユーロ、2004年9月末の従業員数は約35,600名でした。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください:
本社サイト:http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFMP200505.902