インフィニオンが電話マルチメディアトラフィックの増大に対応した高密度一次群速度インターフェイスICを発表
「OcatlFALC」は、現行の一次群速度インターフェイス用マルチチャネルICとして最大級のチップあたり8ポートを提供し、実装面積は業界最小の17mm×17mm(289平方mm)となっています。 周波数範囲1.02~20MHzの任意のクロックソースで動作でき、各チャネルにインピーダンス整合用のアナログスイッチを内蔵しています。T 1/J1動作とE1動作をソフトウェアによって切り換えることができるので、世界の3つの一次群速度標準(米国のT1、日本のJ1、欧州のE1)に対する共通インターフェイスを設計できます。「 OctalFALC」は、3.3Vおよび1.8Vの二電源で動作し、T1/J1およびE1の短距離および長距離伝送の要求に適合します。動作温度範囲は-40~+85℃です。
「OctalFALC」は、2G/3G携帯電話基地局、DSLアクセス多重装置(DSLAM)、デジタル・アクセス・クロスコネクト、デジタル・ループ・キャリア(DLC)シ ステムなどのアプリケーションに最適です。
市場調査会社ガートナー・データクエスト部門の最近の報告によれば、全世界のT1/J1/E1ポート配備数は、年率10パーセントで成長していくと予測されます。成長を推進する主な要因は、3 G携帯電話網を介して提供されるサービス(ショート・テキスト・メッセージ、イメージ、さらにはビデオ通信)です。
インフィニオンのクリスティアン・ヴォルフ(有線通信事業グループ・バイスプレシデント兼アクセス事業ユニット・ゼネラルマネージャ)は、「T1/J1およびE1ラインカードの設計者は、デ バイスの選定にあたって4つの主要判定基準を持っています。市場到達時間、小型、低電力、仕様準拠です。インフィニオンのOctalFALCは、既存のFALC製品とのソフトウェア互換性を維持し、先 進のパッケージング技術およびプロセス技術によって、これらの判定基準の全てを満たすものといえるでしょう」と、述べました。
一次群の伝送システムは、固定通信網および移動通信網のコアネットワークにおいて、音声およびデータトラフィックをチャネル化して搬送します。携 帯電話および固定電話の接続数とマルチメディアトラフィックの増加に対応するために、通信事業者はT1/J1/E1システムの増設、もしくは、既 存インフラのアップグレードによってそのネットワークを拡張しなければなりません。「OctalFALC」を登載したラインカードを使用すれば、従来のインフラの中で、ネットワークのポート密度を2倍にでき、新 しいノードの追加等の設備投資を避けることが可能です。これによってハードウェアおよび作業コストが低減されるとともに、市場到達時間も短縮されます。
「OctalFALC」は、256ピンLBGAパッケージ(ボールピッチ1.0mm)に封止され、本日よりサンプル提供を開始します。同時に評価キット「EASY22558」も提供を開始します。こ の評価キットには、PCベースのGUIおよびデバイス・ドライバ・コードを収録した「Configuration Wizard CD-ROM」 と、各種ドキュメントが含まれています。
インフィニオン「FALC」ファミリの詳細は、下記URLをご参照ください:
www.infineon.com/falc
インフィニオンについて
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください:
本社サイト: http://www.infineon.com
Information Number
INFCOM200412.020
Press Photos
-
OctalFALC is the industry`s first eight channel, single-chip component that uses arbitrary input clocks and integrates analog switches, resulting in reduced circuit board complexity and bill of material. With a footprint of 289 square millimeters it offers twice as many channels in almost the same space as previous generations.Press Photo
JPG | 1.23 mb | 1299 x 974 px
Press PhotoJPG | 8 kb | 160 x 120 px