インフィニオンが自動車用半導体市場で世界シェア第2位を達成
米国の市場調査会社ストラテジー・アナリティクスが最近発表した調査報告によると、インフィニオンテクノロジーズは2001年に世界の自動車用半導体市場で7.9パーセントのシェアを獲得し、第 2位にランクされました。世界市場規模は2001年に約109億米ドルと前年比2.1パーセント縮小しましたが、そのなかでインフィニオンは自動車分野で売上高8億6,000万米ドル達成し、シ ェアを前年より16.6パーセント増加させました。
インフィニオンは欧州での自動車用チップ出荷総量の6分の1を占め、欧州の自動車用チップサプライヤとしてトップの座につきました。ストラテジー・アナリティクスによると、イ ンフィニオンは2001年に42億米ドルとなった欧州市場で14.7パーセントのシェアを確保しました。新モデル販売や自動車用エレクトロニクス需要の高まりを背景に、欧 州の自動車用チップ需要は2001年に6.2パーセント増加しましたが、インフィニオンはそのペースを上回る13.8パーセントの成長を示しました。
ストラテジー・アナリティクスのクリス・ウェバー(自動車用エレクトロニクス&テレマティックス担当副社長)は、「世界的な新車販売低下とそれに伴う強い価格圧力から、世 界の自動車市場はここ数年にみせていたほどの堅調な伸びを達成できませんでした。こうしたなか、広範な製品ラインナップおよび自動車エレクトロニクス主要ベンダとの緊密な協力をバックに、イ ンフィニオンは特にエンジンおよびトランスミッション制御用半導体の分野でシェアを相当に伸ばしました」と、語りました。
インフィニオンのラインハルト・プロス(自動車&産業グループ最高責任者)は、「当社は自動車エレクトロニクスの分野で25年以上の経験を有します。当 社は自動車用システムに関する総合的で深い専門知識を活かして、組み込みが容易なチップおよびチップセットを供給し、顧客企業が革新的な車載アプリケーションを実現することを可能にしています。当社の目標は、欧 州市場での先導的地位をさらに強化することです。同時に、米国や日本など、主要自動車市場への取り組みもさらに強化します」と、語りました。
インフィニオンは革新的な半導体製品とシステムオンチップ総合ソリューションの開発、製造、販売を行っています。自動車分野の製品ラインナップには、パワー半導体、ディスクリート半導体、シ リコンセンサ、光半導体、マイクロコントローラなどが含まれます。インフィニオンの自動車用製品は、パワートレイン、快適性管理(照明モジュール、空調など)、安全性管理(ABS、エアバッグ、安定制御など)、情 報娯楽(通信、ナビゲーション、テレマティックス)などの自動車エレクトロニクスをターゲットにしていきます。
自動車用パワーエレクトロニクス事業に関しては、2001年にインフィニオンの市場シェアは25パーセントの力強い成長をみせました。パワーエレクトロニクス製品は、ドアモジュール、ミ ラーやシートの位置調節、空調システム、安全システム(エアバッグ、ABS)などに使用されています。
ストラテジー・アナリティクスの情報は、下記のURLをご参照ください:
http://www.strategyanalytics.com
インフィニオンの自動車用製品の情報は、下記のURLをご参照ください:
http://www.infineon.com/automotive
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。
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INFAI200207.115e