32-bit TriCore™ AURIX™– TC4x
概要
AURIX™ TC4xファミリー - リアルタイム セーフティ&セキュリティのパフォーマンス リーダーの登場
自動車市場には大きなディスラプター (既存の価値を破壊する新興企業) が出現しています。
- ドメイン&ゾーン コントロール領域におけるE/Eアーキテクチャの革新
- 従来型パワートレインからxEVへのシフトが加速
- 安全性の向上と自動運転
AURIX™ TC4xファミリーは、こうした課題に対処し、安全でセキュアな処理を実現する車載用マイコンの限界を押し上げます
現在、次世代eモビリティ、ADAS、車載用E/Eアーキテクチャ、手頃な人工知能 (AI) アプリケーション向けの新しいAURIX™ TC4xマイクロコントローラー (MCU) ファミリーの最初のサンプルを主要顧客に提供しています。
この新しくスケーラブルな製品ファミリーは、インフィニオンの主力MCU製品であるAURIX™ TC3xファミリーとの上位互換性を提供します。搭載されている次世代TriCore™ 1.8、新しい並列処理ユニット (PPU: Parallel Processing Unit)、複数のスマート アクセラレーターなど、スケーラブルなAURIX™ Accelerator Suiteにより、性能強化が図られています。
5 Gbit EthernetやPCI Express® (PCIe) などの高速通信インターフェースに加え、CAN-XLや10BASE T1S Ethernetなどの新しいインターフェースに対応することで、新しいE/Eアーキテクチャの実装に必要な性能、ネットワークのスループット、柔軟性を提供します。
スケーラブルな新ファミリーは、共通のソフトウェア アーキテクチャを可能にし、プラットフォーム ソフトウェアの大幅なコスト削減を実現し、豊富な機能により、Tier 1とOEMの双方に事業拡大の可能性を提供しています。
主な特長
- 最大6個のTriCore™ v1.8を同期させ、最大500 MHzでの動作が可能
- AURIX™ Accelerator Suite:
- 並列処理ユニット (PPU) - ASIL-DまでのAIを実現
- Data Routing Engine (DRE) - 効率的な通信とデータ処理用
- cDSP - ADC信号の設定可能なデジタル信号処理
- シングル プロセッシング (SPU) - レーダー アクセラレーター
- セキュリティ アクセラレーター (CSRM/CSS) - ハードウェア クリプト アクセラレーター
- 最大25 MBのフラッシュ メモリを内蔵
- 最適化されたA/Bスワップ パーティショニングと外部メモリ インターフェースによるゼロ ダウンタイムのSOTAサポート
- 低遅延インターコネクト (LLI) を使用した新しいeGTMタイマーと高分解能パルス幅変調 (PWM)
- e-モーターや電力変換向けに制御ループの高速化
- AURIX™ TC3xファミリーと互換性のあるGTM
- ADCコンバーター TM/FC/DS/
- CDSP/DSEXアクセラレーター
- CSRMとCSSを含むセキュリティ クラスターによるセキュリティ性能の向上
- ISO 21434 準拠
- セーフDMA
- ASIL-D対応
- スケーラブルな高速通信インターフェース:
- 5 Gbps Ethernet
- PCIe
- 10BASE T1S Ethernet
- CAN-XL
- Data Routing Engine (DRE) - Communication accelerator
- インフィニオンのMCALドライバー
- 既存のAURIX™ TC3xファミリーのアルゴリズムやエコシステムの再利用が可能
- Virtual Prototypingによる迅速なプロトタイプ作製に対応
- ソフトウェア開発キット (SDK)
ハイライト
カーソルを図に合わせて、インフィニオンの次世代AURIX™ TC4x マイクロコントローラーが提供する新機能をご覧ください。
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