水の管理

生命にとってもビジネスにとっても、水はあらゆる意味で中心的な資源です。したがって、持続可能な資源利用やビジネス継続性の保護のために、水の管理は非常に重要な要素です。

持続可能な水の利用とは、常に周辺の地域社会の水需要を考慮した上で、運営のすべての段階において効率的な水管理を実施することであると考えます。

2014年度、国連の「CEO Water Mandate」に署名することで、インフィニオンはこの問題の優先度の高さを強調しました。 これは国連事務総長による特別戦略であり、グローバル企業の経営者と協力して水の持続可能性ソリューションを提示することで、現在進行中の世界的な水危機の改善を促すことを目的としています。 その署名者としてインフィニオンは、環境持続可能性に関する慣行や、具体的にインフィニオンの製造工場における効率的な水管理に見られる形で、水の保全と節約を支援し続けることを誓います。

CEO Water Mandate Communication on Progress(活動報告)。

持続可能な開発のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development; WBCSD)では、ある地域で利用可能な再生可能水資源量が年間一人当たり1,700立方メートル未満の場合を水不足と定義しています。 この定義によれば、インフィニオンの製造工場のうち水不足の影響を受けている地域にあるのは、シンガポール1箇所のみです。 シンガポールの製造工場は多くの水を必要としない実験地域やオフィスを主に収容しています。 2014年度にここで消費された水量は、同年度にインフィニオンが使用した全水量のわずか0.62パーセントです。

とはいえ、長期に渡る水の有効利用を保証するために、節水システムの設置など水の有効利用対策は取られています。この努力の成果として、シンガポール製造工場での増改築は2015会計年度に現地の水道当局から「Water Efficient Building(水効率の良い建物)」の認証を与えられました。

インフィニオンが取り組む水の消費:

水管理を成功させるための第一歩は、水収支を理解することです。 インフィニオンの水供給には、用地内の水源(地表水および地下水)や地元の水道事業者を利用しています。

水消費量を低く抑えるには、施設内の水をリサイクル・再利用することが不可欠です。 そのためインフィニオンでは、水のリサイクル率を高めて水をより効率的に利用するための、いくつかの構想を実施しています。 たとえば、冷却水から製造のための超純水を作ることができます。 また、この超純水を別の目的にも利用できる場合があります。

インフィニオンの水の管理において、廃水はもう一つの重要な課題です。 可能な限り水を再利用し尽くしてから初めて、インフィニオンは廃水を直接的または間接的に、その水質、地域の条件や公式の許可に従って排出します。