インフィニオン、トヨタ自動車広瀬工場より品質不良ゼロに与えられる賞を授与

2016年4月28日、ノイビーベルク（ドイツ）、東京（日本） 

インフィニオンテクノロジーズは、本日、トヨタ自動車広瀬工場より品質不良ゼロに与えられる「優秀賞」を受賞したことをお知らせいたします。「“品質不良ゼロ”とご評価いただいた製品は、車両に搭載される電動駆動系、セーフティ、データセキュリティの基盤となるものです」と、授賞式に出席したインフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社の品質マネジメント本部、本部長　高澤正行は述べました。 

トヨタ自動車広瀬工場からインフィニオンの CANトランシーバの品質に対して賞が授与されるのは今回で8回目です。CANトランシーバは共通の通信プロトコルであるCAN（Control Area Network）に従い、データの送受信を行います。CANトランシーバは自動車内でのデータ交換の要として、安全な自動運転に不可欠な、駆動系、車体、および安全装置のECU（electronic control units）間の相互の接続を行います。今日製造されている自動車には、平均して1台あたり17個のCANトランシーバが使用されています。 

広瀬工場はトヨタ車の先進の電装部品を開発、製造しており、今回の受賞は、そこで15年以上にわたりインフィニオンが提供してきた車内通信用CANトランシーバ製品と品質故障ゼロ（ゼロディフェクト）活動が高く評価されたものです。 

「トヨタ広瀬工場様から優秀賞を頂いたことは、インフィニオンにとって大変名誉なことです。弊社の供給する半導体は、今後益々拡大する電気自動車に必要不可欠であり、電気自動車市場でのリーディングサプライヤーをめざし、求められる厳しい品質基準をみたすよう更に努力していきます。」と高澤正行は述べました。 

インフィニオンの CAN ソリューション

近年、自動車の電子化がますます進むとともに、各ECUを統合制御してより高い機能を実現しようとするニーズが高まっています。これとともに、各ECU間の情報伝達を担う車両内通信（In Vehicle Network）の重要性が増し、より多くのデータをより速くかつ安価に伝達することが市場から求められています。自動車業界ではこうした要求を満たすため、ハイスピードCANの規格を拡張、発展させ、従来よりも速く、最速5Mbit/秒のCAN FD（Flexible Data-Rate）や、エネルギー効率を向上させるCAN PN（パーシャルネットワーキング）を新たに定めました。インフィニオンは車両内ネットワーキングに最適な製品を提供しています。例えば、ISO11898-1に基づきCAN FD、フラッシュメモリサイズの値域0.5MB から 8MBに対応している「 AURIX™マイクロコントローラファミリー」。さらに、CAN FDトランシーバTLE7250x、TLE7251x、および SBC（システムベースチップ）ファミリーTLE926xは2Mbit/秒までサポートします。2016年末までには、5Mbit/秒のCAN FDに対応する製品を提供予定です。 

インフィニオンは、世界第2位の車載用トランシーバメーカーとして、これからも広いポートフォリオを持った高品質の製品で、世界中のお客様の期待に応えていきます。 

インフィニオンの車載半導体、トランシーバのポートフォリオに関する詳細は、以下のURLをご参照ください。

http://www.infineon.com/cms/jp/applications/automotive/　

http://www.infineon.com/transceivers（英語サイト）

インフィニオンテクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2015会計年度（9 月決算）の売上高は58億ユーロ、従業員は世界全体で約3万5,400人。2015年1月に、売上高11億米ドル（6月29日を期末とする2014会計年度）、従業員約4,200人の米国インターナショナル・レクティファイアーを買収しました。

インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。 

日本法人サイト： http://www.infineon.com/jp

本社サイト： http://www.infineon.com （英語）