2014会計年度第3四半期業績:インフィニオンが成長軌道を継続

2014/07/30 | 四半期レポート

  • 2014会計年度第3四半期:売上高は11億1,000万ユーロ、事業部合計利益は1億7,000万ユーロ、事業部合計利益率は15.3%
  • 2014会計年度第4四半期見通し:売上高は前四半期比3~7%増、事業部合計利益率は15~17%の見込み

 

2014年7月30日、ノイビーベルク(ドイツ)

 

独インフィニオン テクノロジーズは本日、2014年6月30日を末日とする2014会計年度第3四半期の業績を発表しました。

 

インフィニオン テクノロジーズの最高経営責任者(CEO)のラインハルト プロス(Dr. Reinhard Ploss)は、次のように述べています。「当社の予測が正しかったことが実証されました。第 3四半期には、売上高、利益、利益率のすべてが再び上昇し、4つの事業部すべてがこれに貢献しました。当社は今回、5四半期連続で前年同期比増を達成したことになります。私 たちの戦略が成功していることは明白で、 これまでの投資も成果を残しています。」

 

2 014会計年度第3四半期のグループ業績
インフィニオン グループの2014会計年度3四半期の売上高は、第2四半期の10億5,100万ユーロから6%増の11億1,000万ユーロとなりました。売 上高は、4 つの事業部すべてで拡大しました。

 

増収に伴い、第3四半期の事業部合計利益は、前四半期の1億4,600万ユーロから16%増の1億7,000万ユーロとなりました。第 3四半期の事業部合計利益率は、第2四半期の13.9%から拡大し、1 5.3%に達しました。

 

第3四半期の継続事業からの利益は、前四半期の1億1,400万ユーロから1億4,300万ユーロに拡大しました。非継続事業からの利益は、2014会計年度2四半期が1,000万ユーロだったのに対し、第 3四半期は0ユーロとなりました。

 

第3四半期の純利益は、前四半期の1億2,400万ユーロから増加し、1億4,300万ユーロとなりました。一株当り利益は基本および希薄化後とも、第2四半期の0.11ユーロから増加し、第 3四半期は0.13ユーロとなりました。

 

インフィニオンが資産、工場、機器、および無形資産の購入、ならびに資本化された開発費用の合計として定義する投資額は、第3四半期には1億4,400万ユーロとなり、前 四半期の1億5,400万ユーロから微減となりました。減価償却額は、第2四半期の1億2,600万ユーロから1億3,100万ユーロに増加しました。

 

継続事業からのフリーキャッシュフロー*は、前四半期比での増加を継続し、第3四半期には7,800万ユーロに達しました。 なお、2014会計年度2四半期の金額は5,100万ユーロで、増 加の要因としては、営業活動で得られた現金の拡大と、投資額の微減があります。

 

2014会計年度3四半期末のグロス現金残高は、3カ月前の21億9,800万ユーロから増加し、22億6,300万ユーロとなりました。純現金残高についても、2 014年3月31日時点の20億1,000万ユーロから増加し、2 014年6月30日時点では20億7,300万ユーロとなりました。

 

2014会計年度第4四半期の見通し
インフィニオンでは、2014会計年度4四半期について、さらなる成長を予想しており、売上高は前四半期比で3~7%の増加を見込んでいます。事業部合計利益率は、15~17%となる見込みです。会 計年度の期首から9カ月間の業績と第4四半期の見通しを踏まえ、2014会計年度の売上高と事業部合計利益率は、先に発表した見通し(売上高は前年度比7~11%増、事業部合計利益率は11~14%) の 範囲の上限から微増になると予想しています。ユーロ/ドルの為替レートは引き続き1.35と想定しています。

 

インダストリアル パワーコントロール(IPC)事業部では、グループ平均を大きく上回る増収を見込んでいます。オートモーティブ(ATV)事業部は、グループ平均を若干上回る見込みです。パ ワーマネジメント&マルチマーケット(PMM)とチップカード&セキュリティ(CCS)事業部の成長率は、グループ平均をわずかに下回る見込みです。

 

2014会計年度の計画投資額は6億5,000万ユーロ前後で、減価償却額は5億ユーロまたはそれをわずかに上回る見込みです。

 

2014会計年度第3四半期のグループ業績
2014会計年度3四半期のATV事業部の売上高は、前四半期の4億8,400万ユーロから5億1,000万ユーロに増加しましいた。ド イツの高級車メーカーの販売実績が好調であったことと、オ プション機器の割合の高い中型車で高い需要が見られたことが、5%という今回の増収の大きな原動力となりました。地域別の内訳では、北 米市場と中国市場で、とりわけ旺盛な自動車需要が見られました。第 3四半期の事業部利益は、第2四半期の6,600万ユーロから7,000万ユーロに増加したほか、事業部利益率は、前四半期の13.6%から微増の13.7%となりました。

 

IPC事業部の売上高は、再生可能エネルギーの需要増などに伴い、第 2四半期の1億8,500万ユーロから8%増加し、2億ユーロとなりました。家電用途の製品による売上高は増加し、産 業用駆動装置向け製品の売上高は、微増にとどまりました。牽引装置事業は、前四半期と同様、高 水準を維持しました。事業部利益は、増収を反映した形となり、前四半期の3,300万ユーロから増加し、当 四半期は4,000万ユーロとなりました。事業部利益率は、前四半期の17.8%から20.0%に増加しました。

 

2014会計年度第3四半期のPMM事業部売上高は、前四半期の2億5,200万ユーロから増加し、2億7,100万ユーロとなりました。電 力供給とセルラーネットワーク用のインフラストラクチャ製品への需要増と、モバイル機器の季節的な需要増を受け、今回は8%の増収となりました。事業部利益は、前 四半期の3,700万ユーロから4,600万ユーロに増加しました。事業部利益率は、第2四半期の14.7%から17.0%に増加しました。

 

2014会計年度第3四半期のCCS事業部売上高は、第2四半期の1億2,100万ユーロに対し、1億2,300万ユーロとなりました。今 回は2%という小幅の増収でしたが、それを支えたのは、S IMカードと認証製品の需要増でした。ペイメント事業の売上高は、前四半期の高水準を維持しました。第3四半期の政府発行IDカード事業については、プ ロジェクト関連の要因に伴い、微減となりました。事 業部利益は、第2四半期の800万ユーロに対し、1,000万ユーロとなりました。事業部利益率は、前四半期の6.6%から8.1%に増加しました。

 

* フリーキャッシュフローと、グロス現金残高、純現金残高の定義と計算方法は、下記英語原文10ページをご覧ください。 

http://www.infineon.com/cms/en/corporate/press/news/releases/2014/INFXX201407-054.html

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。 2013会計年度(9月決算)の売上高は38億4000万ユーロ、従 業員は世界全体で約2万6,700人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米 国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場しています。

 

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。

本社サイト: http://www.infineon.com

日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

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INFXX201407.054

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