インフィニオン、パワー半導体市場で10年連続トップ: 市場全体の売上高は約150億米ドル、競合他社との差を拡大

2013/12/02 | ビジネス&フィナンシャルプレス

2013年12月2日、ノイビーベルク(ドイツ)

独インフィニオン テクノロジーズは10年連続でパワー半導体市場のトップの座を維持いたしました。この調査は、北米の市場調査会社、IHS Inc.により実施され、公表されたものです。全 体では縮小傾向にあるこの市場において、インフィニオンのシェアは11.8%(前年度12%)。第2位の東芝は7.1%で、三菱は6.9%でした。インフィニオンと第2位との差は前年度3.8%でしたが、今 年度は4.7%に拡大しています。調査対象となった2012年度の市場全体の売上高は約16%縮小し、150億米ドルとなりました。

インフィニオンのラインハルト プロス(Dr. Reinhard Ploss)CEOは、次のように述べています。「パワー半導体は日々の生活において不可欠な役割を担っています。イ ンフィニオンにとって非常に重要なパワー半導体市場において競合他社との差を拡大しました。製品のイノベーションとシステム ソリューションに基づき、市 場トップの座を維持するために可能なすべての手段を講じます。」長年の経験とお客様の極めて多様な用途に対する深い理解に基づき、インフィニオンはお客様企業が競合他社の製品を使用された場合よりもさらに速く、さ らに大きな成功を収めることのできる製品、ソリューション、およびサービスを提供しています。

エネルギー効率に優れたパワー半導体
パワー半導体は主に電気エネルギーの変換、あるいは電気機器、機械、システムの制御に必要とされます。自動車では駆動系、利便性のための電気系統(パワーウィンドウなど)、安全システム( パワーステアリングなど)に使用されます。またハイブリッド車や電気自動車もこれらのコンポーネントなしでは動きません。あらゆる種類の駆動装置において、パ ワー半導体は電子制御システムの重要な部分を構成しています。また高速鉄道、都市間鉄道、および郊外や都市部の鉄道などでもモーターの制御に使用されています。他の用途には風力発電や太陽光発電施設、サ ーバ用電源、ノートブックPC、スマートフォン、タブレットコンピュータ、消費家電、移動通信用インフラストラクチャ、照明管理システムなどがあります。

パワー半導体はその用途に応じ、ディスクリート、モジュールとして接続済み、あるいはスタックとして構成された形で供給されます。制御と変換が可能な電流は、わ ずか数ワットからメガワット級までの範囲にわたります。極めて大きな電流を扱う場合にも自らは非常にわずかな電力しか消費せず、可能な限り幅広い範囲においてより高いエネルギー効率を保証しています。

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2 013会計年度(9 月決算)の売上高は38億4000万ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,700人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQX に株式上場しています。

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFXX201311.012