インフィニオン、新しいOptiga™ TPMファミリーによりトラステッド コンピューティングの進化をさらに推進

― 産業/エンベデッド環境と次世代TPM 2.0ファームウェアを支えるセキュリティチップ ―

2013/09/10 | テクノロジー メディア

2013年9月10日、ノイビーベルク(ドイツ)

独インフィニオン テクノロジーズは本日、トラステッド コンピューティングのアプリケーションベースをさらに拡大し、次世代TPM 2.0に対応した初のディスクリート型セキュリティチップとなる新しいTrusted Platform Module(TPM)ファミリーを発表しました。TPMは不正なアクセスや攻撃からコンピューティング システムを守ることに特化したマイクロコントローラです。対応温度範囲をさらに拡大したバージョンを含み、シリアルと並列のいずれの機器インターフェイスに対応し、またTPM V1.2とV2.0のいずれも実行可能なインフィニオンのOptiga™ TPMファミリーは、産業、エンベデッド、モバイルまたはタブレット、および従来のコンピューティング環境にある、ハ ードウェアベースのトラステッド システムからの現在と今後のいずれの要求にも応えます。

インフィニオンは、フロリダ州オーランドで2013年9月9日から12日に開催されたTrusted Computing Conferenceにおいて、この新しいOptiga TPMファミリーの最初の製品となるSLB9645を展示しました。この製品には産業、エンベデッド、および多様なモバイル コンピューティング システムに広く利用されているI2Cインターフェイスが採用されています。同じくこのファミリーに含まれるSLB9660とSLB9665には、x86ベースのコンピューティング プラットフォームに使用されるLPCインターフェイスが採用されています。

TPMは主要なIT企業が所属し、安全なコンピューティング環境を実現するオープンな規格を定めるTrusted Computing Group(TCG)によって定義されました。企 業は信頼可能なハードウェアとアプリケーションを組み込んだシステムを使ってビジネスクリティカルなデータの保護を改善し(例:ハードウェア暗号化の利用)、また安全な認証とユーザの身元の保護を強化すると共に、 接続されたコンピュータ ネットワーク内での通信の安全性を改善します。

インフィニオンのTPMセキュリティチップは最高水準のセキュリティ試験にも合格し、犯罪者の攻撃に対する耐性を立証しました。これらのチップはセキュリティの国際規格である「Common Criteria」に加え、TCG独自のコンプライアンス試験に基づきTCGの認証を受けています。

インフィニオンのユーゲン シュパンコッフ(Juergen Spaenkuch: チップカード& セキュリティ事業部プラットフォーム セキュリティ担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー)は、次のように述べています。「この新しいOptiga TPMファミリーの発表に基づき、インフィニオンはTPM 2.0によるさらに高度なセキュリティ実装への進化と、コンピューティング システムへのトラステッド コンピューティング機能導入に対する要求増大の両方に応えました。初のTPM機器を10年前に出荷して以来、 認証と機器のセキュリティをハードウェアのレベルで保証するという普遍的な要求に基づき、トラステッド コンピューティングはさまざまな種類のプラットフォームとオペレーティングシステムに普及してきました」

これらの新しいTPMデバイスはいずれもインフィニオンの超高度な16ビット セキュア マイクロコントローラと、同じくインフィニオンのSOLID FLASH™テクノロジを基盤としています。M icrosoft Windows®のハードウェア認証基準を満たすと共に、GoogleからはChrome OSでの使用について推奨を受け、ま た主なオープンソースのオペレーティングシステムにも対応しています。

製品データと提供予定
SLB96xxにはTSSOP-28とより小型のVQFN-32の2種類のパッケージが用意され、後者は5x5mmの小ささによりモバイル プラットフォームでの貴重な基盤面積節約に貢献します。対応温度範囲も2種類(-20℃〜80℃と-40℃〜85℃)用意され、さまざまな使用環境に柔軟に対応します。

SLB9645はすでに量産が開始されています。SLB9660とSLB9665についてはサンプル出荷が開始されており、量産は来年早々を予定しています。

コネクテッド ワールドのためのセキュリティ
インフィニオンはセキュリティ、非接触通信、および一体化マイクロコントローラ ソリューション(エンベデッド コントロール)における強みを活かし、さ まざまなチップカードやセキュリティ用途向けに半導体ベースのセキュリティ製品による幅広いポートフォリオを提供しています。この専門ノウハウに基づき、インフィニオンは、モバイル ペイメント、システム セキュリティ、セキュアな電子ID文書など、相互の接続がますます緊密になる世界のセキュリティ改善を支援しています。インフィニオンは25年以上にわたり、ハードウェア ベースのセキュリティ分野において革新的なソリューションを開発してきており、また15年連続してこの市場のリーダー企業でもあり続けています。インフィニオンのチップカードとセキュリティ ソリューションの詳細については www.infineon.com/chip-card-and-securityをご覧ください。

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2 012会計年度(9 月決算)の売上高は39億ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,700人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQX に株式上場しています。

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFCCS201309.062

Press Photos

  • Infineon's OPTIGA™ Trusted Platform Modules (TPM) broaden the application base for Trusted Computing and mark the first availability of discrete security chips supporting the next generation TPM 2.0 specification.
    Infineon's OPTIGA™ Trusted Platform Modules (TPM) broaden the application base for Trusted Computing and mark the first availability of discrete security chips supporting the next generation TPM 2.0 specification.
    Infineon_OPTIGA_TPM_security_chips

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  • Juergen Spaenkuch, Vice President and General Manager Platform Security at Infineon's Chip Card & Security Division.
    Juergen Spaenkuch, Vice President and General Manager Platform Security at Infineon's Chip Card & Security Division.
    Juergen_Spaenkuch

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