インフィニオン、パワー半導体市場の世界第1位の座を維持

2012/10/10 | ビジネス&フィナンシャルプレス

ノイビーベルク(ドイツ)

独インフィニオンテクノロジーズは、パワー半導体の世界市場で、9年連続世界第1位の座を獲得しました。IMS Research(IHS子会社)の最新の報告書によると、2 011年のパワー半導体の世界市場規模は176億ドルで、インフィニオンの市場シェアは11.9%となりました。

同部門でのインフィニオンの売上高成長率は約21%で、パワー半導体市場の成長率8.3%を大きく上回りました。なお、2011年のサプライヤー上位3社は、インフィニオンのほか、三菱電機( 市場シェア8.3%)、東芝(同6.6%)となりました。また、2010年の市場規模は162億ドルで、インフィニオンのシェアは10.7%でした。

インフィニオン テクノロジーズAGのCEOであるラインハルト プロス(Dr. Reinhard Ploss)は、次のように述べています。「現在すでに、世界で消費される電力の約30%は、半 導体の継続的な使用によって削減可能となっています。産業用、車載用、民生用のアプリケーションで、こうした高水準の省エネを実現するにあたって、鍵を握るのがインフィニオンのイノベーションです。イ ンフィニオンでは、技術、製造分野のリーダーとしてのポジションを強化するため、シリコンカーバイド(SiC)や窒化ガリウム(GaN)など、パワー半導体向けの新たな材料の研究や、パ ワー半導体向け300mm薄ウェハ技術などの先進プロセスの開発を引き続き行なっています」

インフィニオンのパワー半導体への需要が今後急速に高まるであろう理由の1つとして、こうした製品が、再生可能エネルギー源への移行で果たす必要不可欠な役割があります。再 生可能エネルギーの発電システムに使用される半導体の、発電能力(メガワット)あたりの価格は、従来型の技術より1桁高くなります。例えば、1,000~1,500メガワット規模の従来型の発電所には、約 25万ユーロの半導体が搭載されています。一方、同じ発電能力を持つ風力発電所に搭載されている半導体の総額費用は、約750万ユーロとなっています。

詳細情報
IMS Researchについての詳細は、下記URLをご参照ください。
www.imsresearch.com

インフィニオンのパワー半導体とシリコンカーバイド製品についての詳細は、それぞれ下記URLをご参照ください。
www.infineon.com/power
www.infineon.com/sic

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2 011会計年度(9月決算)の売上高は40億ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,000人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場しています。

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

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INFXX201210.004

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