インフィニオン、アプリケーション用に最適化されたパワフルな周辺機能とARM® CortexTM-M4 プロセッサを組み合わせた、産業用アプリケーション向け32bit マイクロコントローラファミリー XMC4000を発表。2012年3月にサンプル供給

2012/01/23 | テクノロジー メディア

ノイビーベルク(ドイツ)

独インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は1月23日、ARMCortexTM-M4プロセッサを用いた、新 しい32bitマイクロコントローラファミリー、XMC4000を発表いたしました。XMC4000ファミリーは、インフィニオンが、3 0年以上におよぶマイクロコントローラの開発経験と優れたリアルタイム能力に生かして設計し、さらに広く普及しているコアアーキテクチャの利点を組み合わせたものです。XMC4000ファミリーは、1)エ ネルギー効率の向上、2)多数の通信規格のサポート、3)開発過程におけるソフトウェア複雑化の低減という、現在の産業用アプリケーションが抱える3つの課題をサポートします。XMC4000ファミリーは、電 気駆動、太陽光発電用インバータ、および製造やビル建築物の自動化への応用を想定しています。

独インフィニオンテクノロジーズAGのCEO、ピーター・バウアー(Peter Bauer)は次のように述べています。「人口が増加する世界で増え続けるエネルギー需要を満たすためには、省 エネが大きな役目を果たします。インフィニオンは、市場をリードする自社のパワー半導体と、今回新たに加わったARMベースのマイクロコントローラファミリーXMC4000の提供により、幅 広い産業用アプリケーションでエネルギー効率のよい制御を可能にします。」

XMC4000 ファミリー: 一つのマイクロコントローラプラットフォームで無数のソリューション
XMCは「クロスマーケット・マイクロコントローラ(Cross-Market Microcontroller)」の略で、XMC4000ファミリーが構成適用力に優れ、幅 広い産業用アプリケーションに適していることを意味しています。インフィニオンは、本製品を16bit XE166ファミリーと32bit TriCoreTMファミリーとの間に生じている性能ギャップを埋めるための製品として用いています。XMC4000ファミリーの設計は、スケーラブルで互換性があり、ソ フトウェア再利用性度が高いソリューションを可能にします。XMC4000は、XMC4100、XMC4200、XMC4400、XMC4500 および XMC4700の5つのシリーズから成っています。こ れらシリーズ間の主な違いは、コア周波数、メモリー容量、周辺機能およびI/Oの数にあります。

XMC4000ファミリーは、パワフルなCPUサブシステム、DSP機能、浮動小数点演算ユニット、わずか22nsの読み込み時間およびエラーコレクションコード(ECC)を 備えた高速フラッシュメモリ、大容量のSRAMおよび幅広い周辺機能を備えています。その幅広い周辺機能の中には、新たなタイマーモジュール、サ ンプリングレートが70nsで変換時間が500nsの高速12bit A/D コンバータが最多4ユニット、12bit D/Aコンバータが最多2ユニット、高解像PWMチャンネル(150 ps)が 最多4チャンネル、統合されたデルタシグマ復調器モジュール、およびタッチボタンモジュールが含まれます。パワフルな通信を可能にするのは、IEEE 1588準拠のイーサネットMAC (イーサネット用タイムスタンプつきメディアアクセスコントロール)、USB 2.0、CANおよびSD/MMCの各インターフェース、ソフトウェアを用いてそれぞれが個別にUART、SPI、Quad SPI、 IIC、 IIS または LINに構成可能な最多6つのシリアル通信チャンネルです。XMC4000ファミリーはさらに、SDRAMやBurst Flashなどの同期規格およびSRAM、N ANDフラッシュ、NORフラッシュのような非同期規格をサポートする高速の外部バスインターフェイスをご用意しています。

DAVE TM 3およびサードパーティー製ツール:XMC4000用の充実した、効率よい開発サポート
統合開発環境DAVE TM 3は、アプリケーション指向のソフトウェア開発を便利で迅速にします。GNUコンパイラ、デバッガ、データ表示ユーティリティが無料のEclipseベースの環境は、サ ードパーティー製ツールを用いて拡張可能です。DAVE 3はまた、いわゆる「DAVE Apps」と呼ばれる定義済みのソフトウェアコンポーネントに基づく自動コード生成をサポートします。このDAVE Appsは、図式のユーザインターフェイスで、使いやすい構成となっています。DAVE 3はこれにより、産業用アプリケーションの開発者が、プログラム作業に労力をかけることなく、X MC4000マイクロコントローラの機能をフル活用することを可能にします。生成されたコードは、DAVE 3内で直接コンパイル、デバッグ、表示することも、さ らに処理するためにはサードパーティー製ツールに入力することも可能です。インフィニオンでは、XMC4000ファミリー用に、その他特定の開発ツールやソフトウェアソリューション、ト レーニングおよびコンサルティングサービスのご提供をお願いする20社を超えるパートナーと協力体制を組んでいます。

独インフィニオンテクノロジーズAGのシュテファン・ツィツァーラ博士(Dr. Stephan Zizala)(産業用およびマルチマーケット用マイクロコントローラ部門、シニアディレクター)は 次のように述べています。「インフィニオンのXMC4000ファミリーは、産業用アプリケーション用に幅広く利用されているARMアーキテクチャの利点を、最適化された周辺機能に組み合わせたものです。 フレキシブルなタイマーや高速ADC、高速で頑強なフラッシュメモリ、および最高125 °Cまで拡張された温度範囲など、我が社はこれまでにも圧倒的な新規性をもたらすアプリケーションをご提供してきましたが、 このアプリケーション関連の長年の経験が、産業用エレクトロニクス業界のお客様にとってお役に立てるものになっていると確信します。DAVEの開発環境を用いれば、便利に、短 時間かつ無料でXMC4000ファミリーに習熟していただけます。」

中性能範囲におけるXMC4500の業務用アプリケーション
インフィニオンが32bit XMC4000ファミリーの第一弾として市場に出すデバイスが、XMC4500シリーズです。本シリーズのマイクロコントローラは、120 MHz CPU、最大1MBの内蔵フラッシュメモリ、160KBのRAM、および幅広い周辺機能とインターフェイスの機能をお届けします。その幅広い周辺機能の中には、4つの高速12bit A/D コンバータモジュール、2つの12bit D/Aコンバータ、4つのデルタシグマ復調器モジュール、6つのキャプチャ/コンペア ユニット(CCU4およびCCU8)、2 つの位置決め用インターフェイスモジュールおよび8つのタッチボタン用のモジュール1つが含まれます。通信機能はイーサネット、USBおよびSD/MMCの各インターフェイスから成り、さらに、3 つのCANモジュール、6つのシリアル通信チャンネル、および1つの通信用の外付けバスインターフェイスが利用可能です。パッケージオプションは、LQFP-144、LQFP-100 および LFBGA-100の3種類です。

XMC4500およびその他のファミリーメンバーの供給状況
XMC4500シリーズおよびDAVE 3のサンプルは、2012年3月より供給可能となります。 XMC4500製品の量産は、2012年5月に始まります。イ ンフィニオンでは開発サポート用に、それぞれのアプリケーションの要件に応じ、基本となる設計基板に最高3つのアプリケーション基板を追加することができる、モジュラー設計キットをご用意しています。 XMC4400、XMC4200およびXMC4100シリーズのサンプルは、2012年の第4四半期より供給可能となります。XMC4000のマイクロコントローラの単価は、選 択するシリーズおよびパッケージにより1ユーロから7ユーロと異なります。

詳細情報
XMCファミリーに関する詳細は www.infineon.com/xmcをご参照ください。

インフィニオンは、XMC4500シリーズおよびDAVE 3の開発環境を、ドイツ、ニュレンベルクで開催される「Embedded World 2012」トレードショーでご紹介します。( 開催期間:2012年2月28日~3月1日、ホール4、ブース142番)

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率モビリティセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2 011会計年度(9月決算)の売上高は40億ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,000人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場しています。

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFATV201201.019

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  • The XMC4500 series is the first device in the 32-bit XMC4000 family on to market. It uses the ARM® Cortex™-M4 processor.
    The XMC4500 series is the first device in the 32-bit XMC4000 family on to market. It uses the ARM® Cortex™-M4 processor.
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  • The XMC4000 32-bit microcontroller family, which uses the Cortex™-M4 processor from ARM® is suited for electric drives, solar inverters and the automation of manufacturing and buildings.
    The XMC4000 32-bit microcontroller family, which uses the Cortex™-M4 processor from ARM® is suited for electric drives, solar inverters and the automation of manufacturing and buildings.
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  • Peter Bauer, Chief Executive Officer of Infineon Technologies AG
    Peter Bauer, Chief Executive Officer of Infineon Technologies AG
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  • Dr. Stephan Zizala, Senior Director, Industrial and Multimarket Microcontrollers of Infineon Technologies AG
    Dr. Stephan Zizala, Senior Director, Industrial and Multimarket Microcontrollers of Infineon Technologies AG
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