インフィニオン、市場で期待される低コストな電気自動車向けチップ・ソリューションを供給

2010/04/19 | ビジネス&フィナンシャルプレス

ノイビーベルク(ドイツ)

石油埋蔵量の減少、エネルギー価格の高騰、気候変動の進行、自動車の排ガスに対する厳格な規制の中、業界の企業各社と政策立案者は、未来の自動車が電動式となるであろうと考えています。しかし、ま ずは、技術面とインフラ面で、数多くの課題を克服しなければなりません。

独インフィニオンテクノロジーズのピーター・バウアー(Peter Bauer)(CEO)は本日、ドイツで行われた「ハノーバー・メッセ」で、次のように述べました。「 画期的な半導体ソリューションは、電気自動車への道を切り開くとともに、電気自動車の進化を実現しています。センサ、マイクロコントローラ、パワー半導体を通じ、当社は、市 場で期待される低コストな電気自動車への道を切り開いています」

まだまだニッチな存在である電気自動車をメインストリームの製品とするためには、コストの大幅な削減と、次世代送電網(=スマートグリッド)の開発という、2つの課題が存在します。

インフィニオンの半導体製品は、電力の生成・伝達、電動自動車の充電、スマートグリッドへの電力のフィードバックで大きな役割を果たします。自動車では、パ ワートレインと電子回路のコストの大幅な削減に寄与することで、走行距離とバッテリー効率の向上を実現しています。現在すでに、インフィニオンの技術はバッテリーの寿命と容量を10%以上向上させています。

ピーター・バウアーは次のように述べています。「当社は、電気自動車分野の主要なイノベーターであるだけでなく、黎明期とは云え、既に電気自動車ビジネスのプレーヤーであり、そ こからも利益を得ています。現在、従来型パワートレインの車両には、約300ドル相当の半導体が使用されています。ハイブリッド車や電気自動車では、この数値は約600ドル上昇します」

インフィニオンは、研究開発目的で2種類の電気カート(Eカート)をすでに完成しており、電気駆動系におけるチップベースの技術の実用可能な応用例を示しています。本件に関する動画は、下 記サイトをご参照ください。
http://www.youtube.com/user/FILMplattform

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2009会計年度(9月決算)の売上高は30.3億ユーロ、従 業員は世界全体で約2万5,650人でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場されています。
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com  
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

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INFXX201004.041