キマンダに対する金融支援策で合意

2008/12/21 | ビジネス&フィナンシャルプレス

ノイビーベルク(ドイツ)

 

独ザクセン自由州とキマンダ、および独インフィニオンテクノロジーズ(以下、インフィニオン)は本日、共同でキマンダに対する金融支援策を発表しました。この支援策には、ザ クセン州からの1億5000万ユーロと、ポルトガルの金融機関からの1億ユーロ、およびインフィニオンからの7500万ユーロの融資が含まれています。インフィニオンは現在、キマンダの株式を77.5%所 有しています。

インフィニオンの最高経営責任者(CEO)であるペーター・バウアーは次のように述べています。「ザクセン自由州、ドイツ連邦共和国およびポルトガルの寛大なる支援により、 キマンダに未来を形作る機会をもたらす支援策に一致団結できたことを大いに喜んでいます。これは、クリスマス・シーズン前に我々の子会社であるキマンダの従業員にとって吉報となるでしょう。」

世界市場と半導体産業にとって非常に厳しい状況にも関わらず、インフィニオンは7500万ユーロの融資を支援策に拠出する予定です。こ の金額は現在の経済状況に照らしてインフィニオンが拠出し得る最大限の額です。

本日の金融支援策の発表に加えて、キマンダはドイツ連邦共和国、およびザクセン州から総額2億8000万ユーロの保証金を受領する予定です。この保証金に基づき、キ マンダは既に銀行からの総額1億5000万ユーロの追加融資に向けた交渉に入っています。

これらすべての金融支援が有効になるのは、資金供給に関する詳細な諸条件に最終合意が成されるとともに、関連する国内、および欧州の承認手続きの完了を条件とします。こ れらの支援策は、キマンダの企業経営の安定化と、「埋め込み型ワード線(Buried Wordline)」技術の量産化を目的としています。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2008会計年度(9月決算)の売上高は43億ユーロ、従 業員は世界全体で約2万9,100人でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンは現在、DRAMメモリ製品のリーディング・サ プライヤーであるキマンダの株式を77.5%所有しています。キマンダは独立してニューヨーク証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com

日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFXX200812.022