インフィニオン、革新的で電力効率の優れたチューナICソリューションでデジタルモバイルTV分野をリード

2008/02/11 | テクノロジー メディア

ノイビーベルク(ドイツ)

通信用ICのリーディングプロバイダである独インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies、以下インフィニオン)は、モ バイルTV用ICファミリの新製品となる2種類の高集積・高電力効率ICを発表しました。「OMNIVIA™ TUS9090」は、マルチバンドRFチューナ、DVB-H/Tデモジュレータ、メ モリを搭載したシステムオンチップ(SoC)です。「OMNITUNE™ TUA9001」は、VHF、UHF、L-Bandに対応したダイレクトコンバージョン方式のマルチバンド・シリコンチューナです。5 0ΩのRF入力端子を備え、外付けLNA及びそれに付随する外付け回路により可能となる単一のVHF/UHFアンテナ入力と優れた感度を必要とする用途に適しています。これらの製品は携帯電話やPDA、携 帯型メディアプレーヤー、ノートPCなど、モバイルデジタルTV機器を対象用途としています。電子システム設計の小型化を可能にするこれらのインフィニオンの新ソリューションは、システムコストの低減、消 費電力の削減、モバイルTV技術およびアプリケーションの普及率向上によりモバイルTVの発展に寄与します。

インフィニオンのジュゼッペ・カラルコ(コミュニケーションソリューションズ事業グループ・バイスプレジデント、TVレシーバ製品担当ゼネラルマネージャ)は、次のように述べています。「 この2つの新しいチューナ・ソリューションは主としてモバイル・アプリケーションに対応しており、システムIPブロックを提供して当社のハイエンド機種向け携帯電話プラットフォームをさらに補完します。モ バイル化への加速とともに、モバイルTV機能は携帯電話の主要な差別化要素となることが予想されます。先進のプロセス技術とIP、ベースバンド、RFシステムノウハウを備えるインフィニオンは、こ の分野において有利な立場にあります。インフィニオンの最新のデジタルチューナとデモジュレータICを採用することで、お客様は当社の高付加価値な先進ソリューションを使ってこの新成長市場に参入し、有 利に競争を展開できます」

市場データによるとモバイルTVの需要は一貫した伸びを示しています。米市場調査会社ストラテジー・アナリティクス社によると、モ バイルTV対応機器の世界での年間販売数は2012年までに1億8500万台に増加する見込みです。これは5年間で年平均72パーセントの伸びに相当します。

OMNIVIA™ TUS9090 ― DVB-H/TデモジュレータとデジタルRFチューナ、メモリを搭載した完全集積型システムオンチップ(SoC)
インフィニオンのOMNIVIA TUS9090は、全世界のDVB-H/Tをマルチバンドで受信する完全集積型システムオンチップ(SoC)フロントエンドで、RFシリコンチューナ、D VB-H/T復調回路、オンチップメモリを内蔵しており、複数サービスの受信をサポートします。10%のデューティサイクルでのタイムスライシングモードでOMNIVIA TUS9090は50mW未満での動作という電力効率の極めて高いデバイスとなっています。

OMNIVIA TUS9090は、インフィニオンの130nm CMOS RF技術で製造されており、8.5×8.5×0.8mmのセミボールグリッドアレイ(SGA)パッケージで提供されます。ま た、オプションとしてベアダイ(フリップチップ実装)でも提供されます。ハンドヘルド機器向けデバイスメーカーはモジュールへの直接実装が可能となり、高 さ1.0mm未満の超低背モジュール設計が可能になります。

革新的なモノリシックIC TUS9090は、MBRAI II仕様に準拠しています。RF感度は-98dBmよりも優れています。ドップラー性能Fd3dB@MBRAIは170Hz(QPSK)で、 同等の性能が単一周波数ネットワーク(SFN)の環境でも計測されています。このICにはチャネルプロファイル検出、周波数スキャン、P SI/SIパーシングなどの自動機能を搭載した完全なファームウェアが実装されています。またさらに、インフィニオンでは業界の主要ミドルウェア製品と互換のドライバを提供しています。

OMNITUNE™ TUA9001 ― マルチバンドDVB-H/Tシリコンチューナ
インフィニオンのOMNITUNE TUA9001は、VHF、UHF、L-Bandのマルチバンド受信をフルサポートできるダイレクトコンバージョン方式のRFレシーバです。本製品は、携 帯電話やPDA、携帯型メディアプレーヤー、ノートPCなど、モバイルデジタルTV機器を対象用途としており、幅広い地域に対応します。また、こ の小型のシングルチップは2.8~3.3Vの単一電源でも1.8/2.8Vの二系統電源でも動作が可能で、独自の方式で電力効率を最適化します。1 0%デューティサイクルモードでの消費電力はわずか18mWであり、既存ソリューションと比較して消費電力を最大25%抑えることができます。

OMNITUNE TUA9001は、インフィニオンの130nm CMOS RF技術によって製造されており、実装面積はわずか5×5mmで、オプションとしてベアダイでも提供されます。本製品は、 ループフィルタ、水晶発振器、低雑音アンプ(LNA)など各種コンポーネントを内蔵しています。

また、SAW(表面弾性波)フィルタが不要なため、システムコスト低減と電子部品全体の省スペース化に貢献します。この結果、OMNITUNE TUA9001は、既 存ソリューションと比較して基板面積を最大16平方ミリメートル削減できます。

出荷状況について
OMNIVIA TUS9090は現在、主要顧客向けにサンプル出荷中です。量産開始は2008年第3四半期を予定しています。

OMNITUNE TUA9001は現在、主要顧客向けにサンプル出荷中です。量産開始は2008年第2四半期を予定しています。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2007会計年度(9月決算)の売上高は77億ユーロ(キマンダの売上高36億ユーロを含む)、 従業員は世界全体で約4万3,000人(キマンダの従業員約1万3,500人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。イ ンフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp 

Information Number

INFCOM200802.039

Press Photos

  • As mobility continues to be an ever-increasing trend, mobile TV capabilities will become a key market differentiator for handsets
    As mobility continues to be an ever-increasing trend, mobile TV capabilities will become a key market differentiator for handsets
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