ノキアがインフィニオンのシングルチップ製品を採用~エントリーレベル携帯電話向けに~

2007/02/07 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、ノキア社が同社のGSM方式携帯電話向けのベースバンドICならびにRF ICのサプライヤとして、インフィニオンを選択したと発表しました。今後、ノ キアのエントリーレベルの携帯電話に、インフィニオンの高集積シングルチップ「E-GOLD TM voice」が搭載されます。

インフィニオンのシステムオンチップ・ソリューション「E-GOLDvoice」は、ベースバンドプロセッサ、RFトランシーバ、パワーマネジメントユニット、RAMをわずか8 mm x 8 mmのサイズに組み込んでいます。このソリューションは、音声通話に特化した携帯電話に、カラーディスプレイ、テキストメッセージの送受信、MP3音質の着信音機能、ま たハンズフリーや通話時間表示などの機能を付加できるようにデザインされています。

ノキアのソレン・ピーターセン氏(エントリービジネスユニット担当上級副社長)は次のように述べています。「出荷台数の多いこの分野において、業 界のリーダーとしての当社の地位を明確に維持するためには、新しい成長市場の消費者に、極めて競争力が高くかつコスト効率に優れた製品ラインナップを提供することが重要です。当 社はエントリーレベル携帯電話の消費電力をさらに削減し、サイズを縮小することを目指しています。インフィニオンのシングルチップソリューションがノキアのチップセットサプライヤに加わったことで、当 社はこの重要な市場向けに最適化されたソリューションを確実に入手することができます」

インフィニオンのヘルマン・オイル(取締役会メンバー兼通信ソリューション部門責任者)は、「ノキアのエントリーレベル携帯電話向けシングルチップのサプライヤとして選択されたことを嬉しく思います。 インフィニオンは引き続き、お客様の確実な成功の実現に注力するとともに、お客様の戦略的目標の達成を支援していきます」と述べています。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、エネルギー効率、モビリティ、安 全性とセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度(9月決算)の売上高は79億ユーロ( キマンダの売上高38億ユーロを含む)、従業員は世界全体で約4万2,000人(キマンダの従業員約1万2,000人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米 国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
オンラインのニュースリリース: http://www.infineon.com/jp

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INFCOM200702.037