【IBM、チャータード、インフィニオン、サムスン電子の共同発表】 IBM、チャータード、インフィニオン、サムスン電子が45nm低電力技術によるシリコン回路の製造プロセスと設計手段を発表

2006/08/29 | テクノロジー メディア

最先端プロセスの早期導入を進めるメーカーに信頼できる高性能でリーク電流の少ないプラットフォームを提供、移行を加速するデザインキットも投入
IBM、チャータード・セミコンダクター・マニュファクチャリング、インフィニオンテクノロジーズ、サムスン電子の4社は、4 5nm低電力プロセス技術開発における協業から生まれた初のシリコンファンクショナル回路とデザインキットの提供を発表しました。これにより回路設計者はシリコン設計の主要素を早期に特定し、デ ザインキットを併用して最新プロセスへの移行をいち早く進めることが可能となります。また、4社が構成する業界最先端のCMOS技術の共同研究開発アライアンスは、こ のプロセスに加えてデザインキットも開発しており、一部のお客様に供給を開始しています。

45nm技術による初の実用回路は次世代通信システムを対象としたもので、アライアンス参加企業が共同開発したプロセス技術を使いシリコン実装され、共 同開発チームの拠点であるIBMの300mm製造ライン(米国ニューヨーク州イーストフィッシュキル)で製造されました。検証済みのブロックの中には、イ ンフィニオンが提供した標準ライブラリーセルやI/Oエレメント、アライアンスが共同開発した組み込み型メモリなどが含まれています。インフィニオンは、初期生産の300mmウェハ上に特殊回路を組み込むことで、 複雑なプロセスのデバッグを行い、また製品アーキテクチャインタラクションの経験を得ています。

インフィニオン取締役会のメンバーでコミュニケーションソリューション事業グループを率いるヘルマン・オイルは、次のように述べています。「 最先端の技術プラットフォームを早期に採用して最適な製品ソリューションを開発する、という当社の戦略がまた1つ大きな実を結びました。45nmプロセスによる最初の回路構造は私たちの最新技術を結集したもので、 高性能と低消費電力を実現しています。このソリューションはまさに次世代モバイル機器のニーズに最適です」

4社すべてのノウハウを投入して開発されたデザインキットは、チップメーカーの設計者が新プロセスによる設計への早期に移行することを促進するとともに、単 一デザインのマルチファブ製造を通じてデザイン効率を最大に高め、最終的に消費者に利益をもたらすことができます。チャータード、IBM、サムスンの300mm製造施設では、2 007年末までにこの45nm低電力プロセスの導入と検証を実施する予定です。

IBMの半導体研究開発担当バイスプレジデントであり、共同開発チームのリーダーを務めるリサ・スーは次のように話しています。「この初の45nm製品の開発・投入のスピードとイノベーション、そ して内容の充実ぶりは、お客様にとってより価値のある4社間のパートナーシップの強さを示すものです。初期のハードウェアの検証では、4 5nmノードのデバイスは65nmノードのものに比べて少なくとも性能が30%向上しており、このプロセスを使った製品の設計・開発を安心して進めていただくことができます。業 界リーダーで構成されているこのアライアンスを通じて世界の重要な研究開発や知的財産のリソースを活用することで、製造技術や設計手段をお客様のために、参 加各社が個々に行うよりもはるかに早くかつ効率的に市場に送り出すことができます。しかもGDSIIに準拠しているので、さまざまな製造施設でこの技術を柔軟に利用できるという利点もあります」

サムスン電子のシステムLSIビジネスの先端技術開発チーム担当常務であるカン・ホギュは、次のように述べています。「IBM、チャータード、インフィニオン、サ ムスン電子の4社によるたぐいまれな協業により、先進的なプロセス技術を採用する際に固有のリスクを軽減することができます。お客様は、優れたデザインキットとプロセス技術の開発においてシステムレベル、製 品設計、生産技術が組み合わさった強みを活用することができます」


チャータードについて
世界有数の半導体ファウンドリーであるチャータード・セミコンダクター・マニュファクチャリング社 (ナスダック: CHRT, シンガポール証券取引所: CHARTERED)は, システム・オ ン・チップ設計を可能にする65nmまでの最新鋭技術を提供している。また45nmまでの技術ロードマップに基づく共同開発により、顧客のニーズに対応している。チャータードの戦略は、オ ープンな総合的デザイン有効化ソリューション、製造能力強化戦略、そして柔軟な調達に対応するコミットメントに基づいている。シンガポールに300mm工場と4つの200mm工場を操業中である。詳 細はWebサイト www.charteredsemi.comで入手可能である。

IBMについて
IBMの詳細については、下記サイトをご覧ください。
http://www.ibm.com/chips (英語)

サムスン電子について
サムスン電子は、半導体/LCD/情報通信/デジタルメディア/生活家電の5つの主要な事業部で構成されています。2005年の売上は567億米ドル、純利益は75億米ドル、世界57カ国、1 20以上の事業所に約128.000人が勤務しています。世界16ヶ所にR&D拠点を有し、サムスン電子全社員の4分の1が研究開発に従事しています。ま た世界6カ国のデザインセンターをネットワーク化し、積極的なデザイン改革を進めています。サムスン電子は世界で最も急成長しているブランドの一つとして認識され、こ れからも人材と技術を通じて人類社会の発展に貢献してまいります。詳しくは www.samsung.comをご覧下さい。

インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、子会社「Qimonda (キマンダ)」を通してメモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2 005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp 
 
 
チャータード、IBM、インフィニオンテクノロジーズ、サムスンが1995年米国民事証券訴訟改革法のセーフハーバー条項に基づいて行う記述
本ニュースリリースには1995年米国民事証券訴訟改革法(U.S. Private Securities Litigation Reform Act of 1995)の セーフハーバー条項で定義される将来見通しの記述が含まれています。こうした将来見通しの記述、特にチャータード、IBM、サムスンの300mmファブで予想されている45nm低消費電力プロセス技術の設置、検 証、提供時期は、一部のリスクや不確定要素に左右されるため、実際の結果は予測と大きく異なる場合があります。チャータード、IBM、インフィニオンテクノロジーズ、サムスン(以下集合的に「 アライアンスパートナーズ」)は、こうした将来見通しの記述に反映される期待は妥当な仮定に基づいていると考えますが、そうした期待が実現することを確約するものではありません。アライアンスパートナーズは、実 際の結果を著しく変える可能性のあるリスクや不確定要素の記述について、投資家の皆様が詳細に検討されることを強くお勧めします。こうしたリスクや不確定要素の記述は、各 社が米証券取引委員会に提出する年次報告書(Form 20-FまたはForm 10-K)の「リスク要因」と題されたセクションに記載されています。将来見通しの記述は、将 来的な出来事に関するアライアンスパートナーズ経営陣の現在の見解に基づくものであり、これに過度の信頼を寄せないようご注意ください。アライアンスパートナーズは、新しい情報、将来の出来事、そ の他の成り行きに関わらず、将来見通しの記述を公に更新ないし改訂する義務は負っていません。

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INFCOM200608.081