インフィニオンテクノロジーズジャパン 車載向け半導体製品の解析ラボを東京本社に開設

2006/07/21 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズの日本法人であるインフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社(以下:インフィニオン、本社:東京都品川区大崎1-11-2、社長:森康明)は7月21日、同 社東京本社オフィスに解析ラボを開設しました。

インフィニオンは車載向け半導体製品について、「ゼロディフェクト(不良ゼロ)」を目標に掲げ、製品の品質改善プログラム「オートモーティブ・エクセレンス」を全世界的に実施し、着実な成果・実 績により欧州を中心に高い評価を得ています。一方、日本市場においては、顧客の求める品質基準が特に高いため、さらなる品質サポートの強化が求められています。

今回新設された解析ラボは、日本市場における万全な品質サポート体制を実現する重要な一歩であり、最新の超音波走査顕微鏡、マイクロフォーカスX線透視装置、ICテスター等が装備されたほか、品 質管理スタッフも大幅に増員しました。これにより、従来ドイツ本社にて実施していた欠陥状況の解析や原因解明のための時間が大幅に短縮され、不良発生時の顧客対応の迅速化が可能となります。

具体的には、顧客への1次回答を24時間以内、最終リポートを10日以内で出す体制を目指しています。また、人員については、今年度は19人に増員、09年には25人以上とする予定です。イ ンフィニオンは、今回の解析ラボをはじめ、「ゼロディフェクト」の実現に向けて、今後も品質管理の徹底、および品質サポートの改善に努めていきます。

■インフィニオン解析ラボの概要
所在地:    東京都品川区大崎1-11-2
総床面積: 約110平方メートル
主要設備: 超音波走査顕微鏡/Sonoscan D9000
          マイクロフォーカスX線透視装置/島津製作所/SMX-1000
           ICテスター Eagle Testsystems: ETS-300
総投資額: 約1億円(2006年分まで)
対応製品: 車載用半導体製品/後工程
検査内容: 超音波を用いてICパッケージの内部検査 
                 X線によるICパッケージの内部構造の検査 
                 リーク電流等のDC特性及び、の の の の の の の の の の AC特性等の電気特性の検査

■インフィニオンテクノロジーズ ジャパンの概要
1. 設立 1980年2月1日
2. 事業目的 電子デバイスの販売および一切の関連業務
3. 資本金 200,000,000円
4. 代表取締役社長 森 康明
5. 沿革
1980年2月 富士電機とシーメンスの合弁会社として富士エレクトロニックコンポーネンツ株式会社設立
1996年10月 社名をシーメンスコンポーネンツ株式会社に変更
1998年10月 名古屋支店開設
1999年9月 社名をインフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社に変更
2004年2月 大阪営業所開設
2006年1月 東京本社を品川区大崎に移転

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、子会社「Qimonda (キマンダ)」を通してメモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2 005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com 
日本サイト: http://www.infineon.com/jp

Qimonda(キマンダ)についての情報は、次のURLをご参照ください。
http://www.qimonda.com

Information Number

INFJP200607.021

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