インフィニオン本社の人事異動

2005/09/30 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、2005年10月1日付けでトニー・ヌグ(Tony Ng、54歳)がインフィニオンの通信事業グループの執行取締役に就任すると発表しました。トニー・ヌ グは通信事業グループ(有線通信および無線通信)の副社長兼ゼネラル・マネージャならびにグループの取締役に就任します。ヌグの前職は、シンガポールを拠点とするアジア太平洋地域の社長兼マネージング・デ ィレクタでした。ヌグは、通信事業グループの統括責任者で7月にインフィニオンの取締役会メンバーに任命されたヘルマン・オイルの直属となります。
アジア太平洋地域の責任者は、これまでインフィニオンの中国事業の責任者を務めてきたポウ・ティエン・テー(Pow Tien Tee、61歳)が引き継ぎます。ポウは社長兼マネージング・デ ィレクタとしてアジア太平洋地域を統括し、インフィニオンの社長兼最高経営責任者(CEO)のヴォルフガング・ツィーバルトの直属となります。

トニー・ヌグは2005年2月からインフィニオンのアジア市場の責任者を務め、エンジニアリングから製造、販売、品 質業務にわたる半導体業界での25年以上に及ぶ経験をインフィニオンにもたらしました。ヌグはインフィニオンテクノロジーズアジアパシフィック社の販売責任者としてチームを率いていた間(1998~2002年)、 アジアの主要マーケットでインフィニオンの成功を広げる堅固な基盤を整えました。ヌグは1976年にマレーシア大学を卒業、電気工学の学士号を取得しています。イ ンフィニオンはアジア太平洋地域で1万1,000人以上の従業員を擁しています。

ポウ・ティエン・テーは経営学、政治学および歴史の学士号を取得しています。1973年にシーメンス・コンポーネンツに入社し、1992年にアジア太平洋地域のマテリアルズ担当ディレクタに昇格し、ロ ジスティクスと購買関係のサプライチェーンを統率しました。1998年にはインフィニオンの中国市場攻略のための戦略立案・マッピングを担う中国タスクフォースの責任者となりました。ポウの指導のもと、イ ンフィニオンテクノロジーズチャイナの本社としてインフィニオン上海が発足し、現在、上海、北京、深セン、蘇州、無錫および西安で計1,800人以上の社員を擁しています。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、メモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の子会社を拠点として活動しています。2004会計年度(9月決算)の売上高は71億9,000万ユーロ、2004年9月末の従業員数は約35,600名でした。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください:
本社サイト:http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFXX200509.095