インフィニオンが取締役会の責務を再編成

2005/07/28 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、取締役会の責務の再編成を監査役会が承認し、ヘルマン・オイルを新しい取締役会メンバーに任命したと発表しました。また、こ れまで通信事業グループの責任者を務めていたキン・ワー・ローがメモリ製品事業グループの責任者に就任します。これまで通信事業グループのバイス・プレジデント兼ゼネラル・マ ネージャを務めていたオイルは暫定的な取締役に任命され、その立場でキン・ワー・ローの責務を引き継ぎます。
インフィニオンの最高経営責任者(CEO)のヴォルフガング・ツィーバルトは、「キン・ワー・ローは当社および半導体市場の課題について長年にわたる知識を持っているだけでなく、取 締役会メンバーになって以来、通信事業グループの再編を粘り強く強力に推進し成功させました。彼はメモリ製品分野のさらなる強化を図るために必要なすべてを兼ね備えています。キン・ワー・ロ ーの職務を引き継ぐオイルは、有線事業の立て直しを成功させており、力量は証明済みです。」と、語りました。

キン・ワー・ローは1997年に、アジア地域の社員としては初めてシーメンスマイクロエレクトロニクス社のマネーシング・ディレクタに抜擢されました。その職責のままインフィニオンに転属し、ま もなくアジア太平洋地域の責任者になりました。1993年から1996年にかけてシーメンス・コンポーネンツ・シンガポールの生産担当責任者を務め、その在任中、シ ーメンスはインドネシアのバタム島と中国の無錫に生産施設を開設しました。1995年には、世界中のシーメンスセミコンダクター・グループの中で最高の栄誉とされるシーメンスセミコンダクターズTQM( 総合的品質管理)賞を受賞しています。

シーメンスとインフィニオンでキャリアを積み重ねてきたヘルマン・オイルは、通信事業分野のほぼ全てに従事した経験があります。オイルは、1999年にシーメンスから半導体グループが分離されるまで、 デジタル・テレコムおよびデータコムIC事業のゼネラル・マネージャを務めていました。インフィニオンのスピンオフ時には無線ベースバンド&システム事業グループのバイス・プレジデント兼ゼネラル・マ ネージャに就任しました。2001年から2002年にかけては、セキュリティ&チップカード用IC事業の最高責任者(CEO)を務めました。2003年にはハノーバー大学のC4級教授となり、高周波技術&無 線システム研究所の所長に就任しました。2004年にインフィニオンに復帰し、有線通信事業グループのシニア・バイス・プレジデントとなり、そして組織再編後は通信事業グループのマネジメントの一員となりました。 オイルは電気工学(通信工学と高周波工学)を専攻し、工学博士号を持っています。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、メモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の子会社を拠点として活動しています。2004会計年度(9月決算)の売上高は71億9,000万ユーロ、2004年9月末の従業員数は約35,600名でした。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください:
本社サイト:http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp

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