インフィニオンとラムバスが広範なライセンス契約を締結係争中の全訴訟も解決

2005/03/21 | マーケットニュース

独インフィニオンテクノロジーズと米ラムバス社は、両社間で係争中の訴訟をすべて解決し、現 行および将来のインフィニオンの製品にラムバスの特許ポートフォリオを使用することを認めたライセンス契約を締結したと発表しました。

ラムバスはインフィニオンに対し、既存および将来におけるラムバスの特許技術をインフィニオンのメモリ製品に使用することを認めた世界的なライセンスを供与します。イ ンフィニオンは2005年11月15日から2007年11月15日まで、四半期ごとにライセンス料として585万ドルを支払います。2007年11月16日以降は、ラ ムバスが他のDRAMメーカーと特定のライセンス契約を新たに締結した場合に限って、インフィニオンは四半期ごとに追加のライセンス料を支払いますが、その額は累計1億ドルを上限とします。

また、インフィニオンはこの契約において、他のライセンスを取得するための選択権も与えられます。ライセンス契約締結により、インフィニオンはラムバスの「最恵カスタマー(most-favored customer)」待遇として扱われます。

インフィニオンは同時に、メモリ・インターフェイスについて、全額支払済みの永久ライセンスをラムバスに対して供与します。

このライセンス契約に加えて、両社は係争中の訴訟を即時に取り下げる措置をとることで合意し、現行の法的訴訟から双方が解放されることになりました。

ラムバス社について
ラムバスは、高速チップ・インターフェイスの開発と設計を専門とする、世界第一級の技術ライセンス企業の1社です。1990年の創立以来、その技術革新、ブレークスルー技術および統合ノウハウで、大 手チップ・メーカーやシステム・メーカーが極めて複雑なI/O問題を解決し、製品化するための支えとなっています。ラムバスのインターフェイス・ソリューションは、多くのコンピューティング、コ ンシューマーおよびコミュニケーション製品やアプリケーションで利用されています。ラムバスはカリフォルニア州ロスアルトスに本社を置き、ノースカロライナ州チャペルヒル、台北(台湾)、東京(日本)に オフィスを構えています。
http://www.rambus.com

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、メモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の子会社を拠点として活動しています。2004会計年度(9月決算)の売上高は71億9,000万ユーロ、2004年9月末の従業員数は約35,600名でした。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください:
本社サイト:http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFXX200503.046