インフィニオンが光トランシーバ用の0.155~4.25GbpsインテリジェントLDDを発表

2004/09/06 | テクノロジー メディア

独インフィニオンテクノロジーズは本日、「インテリジェント・レーザ・ダイオード・ドライバ(iLDD)」ICを発表しました。このICは、光 ファイバ方式のストレージシステムやテレコムシステムにおいてSFF(Small Form Factor)型およびSFP(Small Form Pluggable)型 の光トランシーバモジュールに使用されます。このICには、レーザ・ダイオード・ドライバ(LDD)、ポスト・アンプ(PA)、診断ユニット(DU)が業界で初めてシングルチップで集積されています。デ ジタル診断ユニットは、データ速度155Mbpsから4.25Gbpsの全範囲にわたって、光モジュール全体の性能をインテリジェントに制御し、レーザの安全基準を保持します。こ のシングルチップソリューションによって、光トランシーバモジュールの低コスト化、消費電流の低減、ビットエラーレート(BER)の改善などがはかれます。

このICの最初の採用製品として、インフィニオン製4.25Gbpsマルチレート光トランシーバモジュールが、ストックホルムで開催の見本市「ECOC 2004」(会期9月6~8日)に出展されます。

インフィニオンのクリスティアン・シェルプ(北米支社、有線通信事業グループ、バイスプレシデント兼ゼネラルマネージャ)は、「当社は、ギガビットイーサネット、ファイバーチャネル、S ONET/SDHなどの光ファイバ網において増大するデータトラフィックを最適化するために必要なキーテクノロジーの提供に注力しています。市場で最も廉価なソリューションのひとつである高集積iLDDは、光 ファイバ方式バックボーン網やアクセス網へ向けた顧客企業のシステム開発をサポートし、全体コストの低減に寄与します」と、述べました。

インターネットを利用した電子メール、電子商取引、デジタルイメージング、ネットワーク化データベースなどのアプリケーションの急速な成長にともない、災 害復旧やデータ安全性に対する法的要求に対応するため、分散型のストレージセンター(Storage Area Networks=SAN)への需要が高まっています。従って、ストレージ伝送能力の増大と、企 業の分散型SANをシームレスにコスト効率良く相互接続するファイバチャネル(FC)インターフェイスが求められています。市場調査会社アイサプライ(2003年9月)によれば、ギガビットイーサネット、フ ァイバーチャネル、SONET/SDH向け光トランシーバの市場は、2003年の12億米ドルから、2008年には39億米ドルへ、年率約26パーセントで成長すると予測されています。

「iLDD」ICについて
今回発表された「iLDD」ICは、データ速度155Mbpsから4.25Gbpsをサポートします。4mV という高い入力感度を持ち、面発光レーザ(VCSEL)お よび端面発光レーザ(Edge-emitting Laser)を駆動できます。このICは、MSA SFF-8472に完全準拠し、広い供給電圧範囲2.85~3.63V(単一電源)で動作し、消 費電力は200mWと非常に低く抑えられています。このICは、ギガビットイーサネット、ファイバーチャネル、SONET/SDHの各標準に準拠し、S FF型およびSFP型トランシーバへの使用に完全に適合します。

VQFN-40パッケージに収納された「iLDD」ICのサンプル供給を本日から開始します。量産は2004暦年の第4四半期から開始する予定です。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFCOM200409.095

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  • Infineon introduces industry first intelligent Laser Diode Driver (iLDD) targeting Small Form Factor (SFF) and Small Form Pluggable (SFP) optical transceiver applications for fiber based data storage and telecom systems.
    Infineon introduces industry first intelligent Laser Diode Driver (iLDD) targeting Small Form Factor (SFF) and Small Form Pluggable (SFP) optical transceiver applications for fiber based data storage and telecom systems.
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