インフィニオンとニューロジックが無線LAN分野でクロスライセンス契約

2002/03/07 | マーケットニュース

独インフィニオンテクノロジーズは、通信IP(設計資産)の有力プロバイダであるニューロジック・テクノロジーズ社との間で、両 社の無線LAN関連IPを対象とした多面的なクロスライセンスおよびロイヤルティ契約を締結したと発表しました。

インターネットや企業ネットワークの無線アクセス標準である無線LANは、家庭用PCやノートPCに急速に浸透しています。無線LANを搭載したPCの数は、2001年に約800万台に上りました。デ ータクエストは、2005年までに無線LAN搭載数は5,000万台に達すると予測しています。今回のクロスライセンス契約は、インフィニオンの無線LAN用ICの開発促進と、ニ ューロジックのIP補完を目的としています。これにより両社は、迅速な商品化、高い性能、低い価格を求める無線LAN市場への対応強化をはかります。

合意に基づき、インフィニオンはニューロジックの無線LAN関連IP(IEEE 802.11aおよび802.11b対応のコアとソフトウェアを含む)を各種無線用ICに組み込みます。一方、ニ ューロジックの無線LAN用IPのラインナップにインフィニオンの先進的なIEEE 802.11a信号処理技術が加えられます。

インフィニオンのウルリッヒ・ハマン(無線ソリューション・グループ最高責任者)は、「今回の合意は、両社の長年の関係をさらに発展させるものです。ニューロジックが保有する豊富な無線用IPは、イ ンフィニオンのモバイルインターネット向けデバイスの開発を加速させ、さらに、将来の多様な無線機器への対応を可能にするでしょう」と、語りました。

ニューロジックのハンス・ペーター・メッツラー最高経営責任者(CEO)は、「インフィニオンとの長年の関係が、多面的な技術契約へ発展したことを嬉しく思います。今回の合意は当社にとって、こ れまでで最大かつ最も有意義なライセンス契約であり、この世界屈指の半導体メーカーとの関係の重要性をさらに高めるものです。今回の技術提携は、当社の総合力向上につながります。イ ンフィニオンは通信やネットワークなど広範な用途に向けたシリコンソリューションの先導プロバイダです。両社は、既存のプラットフォームに関するライセンスと、次世代製品の定義に関する協力を通じて、次 世代の高成長市場をカバーする包括的なソリューション群を提供できるようになります」と、語りました。

ニューロジックについて
オーストリアのルステナウに本社を置くニューロジック・テクノロジーズ(NewLogic Technologies)は、B luetooth用およびIEEE802.11無線LAN用のIPコアと、IC設計サービスを提供する国際企業です。また、顧客企業の製品化時間短縮を支援するIP統合サービスも提供しています。ニ ューロジックについての情報は次のURLをご参照ください:
http://www.newlogic.com



インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFWS200203.054e