インフィニオンが40Gbpsラインカードの総合ソリューションを発表

2002/06/04 | テクノロジー メディア

先進通信システム用ICの先導プロバイダである独インフィニオンテクノロジーズは、業界に先駆けて、OC-768ラインカードの総合ソリューションを発表しました。この総合ソリューションは、マルチ・チ ップ・パッケージ(MCP)に格納された多重/分離デバイス(MUX/DEMUX)と、2チップ構成のフレーマ/ポインタ・プロセッサから成ります。このラインカード・ソリューションは、相 互運用性の壁を取り除き、メトロ(都市圏)とロングホール(長距離)の両環境に亘って40Gbps技術の展開を加速する道を拓きます。

この40Gbpsラインカード総合ソリューションは、スーパーコム 2002(ジョージア州アトランタ、6月4~6日)のインフィニオン・ブース(番号23726)に出展されます。

華為科技(Huawei Technologies)の光ネットワーキング事業部のタン・クエ・ソン(Tan Xue Song)コーポレーション担当ゼネラルマネージャは、「相互運用性は、次 世代高速プラットフォームの設計にあたっての重要課題です。しかし、それがもはや問題とならないことを、インフィニオンのソリューションが示しました。こうした成果は、4 0Gbpsラインカードの総合的な高集積ソリューションの実現に貢献するものです。当社のようなシステムベンダは、将来の技術とビジネス両面で、取り組むべき課題の複雑さを軽減できます」と、語りました。

この高集積OC-768ラインカード・ソリューションは、1個のMCP型 MUX/DEMUXと、1個のOC-768フレーマ/ポインタ処理ブロックで構成されています。後者は、O C-768/OC-192インターフェイス・コンバータ「Titan 768MD」と、4ポートSTS-192フレーマ/ポインタ・プロセッサ「Titan 19244」から成ります。

インフィニオンのクリスティアン・シェルプ(光ネットワーキング事業ユニット・マーケティング担当副社長)は、「OC-768ラインカードの完結したソリューションの投入により、高速ラインカード・ア プリケーション向けにシステムレベルの総合ソリューションの提供を目指す当社の戦略が強化されます。40Gbpsラインカード開発にタイムリーなソリューションを求める顧客の要望に応えて、M CP型MUX/DEMUXのインターフェイスが増強されました。これにより、SFI-5に準拠したTitan 768MDとの直接接続が可能となり、主 要構成デバイスすべての相互運用性を提供できるようになりました」と、語りました。

「Titan」ファミリについて
「Titan 19244」は、高集積シングルチップの4ポートSTS-192 SONET/SDHフレーマ/ポインタ・プロセッサICです。業界で初めて、4 ポートすべてに対してSTS-1単位のポインタ処理をサポートしています。この機能は、40Gbps のSTS-768アプリケーションにも対応します。「Titan 19244」は、STS-3c、S TS-6c、STS-9cなど、標準および非標準の集線レベルをサポートします。さらに、ネットワークノード間のデジタル通信用として、DCCやEDCCなどのTOHバイトの終了と生成もサポートします。イ ンターフェイスは、ライン側もシステム側も、OIF SFI-4標準に準拠しています。

「Titan 768MD」は、16:64多重/分離機能を持つ、インターフェイス・コンバータICです。ライン側インターフェイスはSFI-5標準に準拠し、速度2.5~3.125Gbps の16チャネルのデータ流をサポートします。システム側インターフェイスはSFI-4規格に準拠し、64チャネルの622 Mbpsデータ流をサポートします。

MCP型40G-MUX/DEMUXについて
多重(MUX)チップは、クロック管理機能を備え、伝送符号NRZ(Non Return-to-Zero)とRZ(Return-to-Zero)に 対応する20GHzと40GHzの出力クロックが選択できます。分離(DEMUX)チップは、クロック/データ回復機能を搭載し、高い入力感度(50mV)を備えています。両チップと-5 .5V単一電源で動作します。

マルチ・チップ・パッケージ(MCP)は、顧客企業の高速ボード設計を容易にすることを目指して開発されました。このMCPは操作しやすい標準インターフェイス機能を持つプラグイン・タ イプのソリューションを提供し、ラインカードの設計作業を簡素化し、市場投入までの時間を短縮します。

華為科技について
1988年創立の華為科技(Huawei Technologies)は、通信機器とネットワーク・ソリューションの世界的な先導プロバイダです。2001会計年度の売上高は31億ドル( 前年度27億ドル)でした。同社のカスタム・ソリューションは、通信事業者向けの固定回線、移動回線、光通信、データ通信などのネットワーク分野を対象としています。市場調査会社RHKの最近のレポートによれば、 華為科技は2001年にはアジア太平洋地域と中国の光ネットワーク市場でともに第1位にランクされました。着実な持続的成長を達成し、中核の競争力に磨きをかけるため、同社は業界の主要なグローバル・プ レーヤとの製品開発およびマーケティングの提携に力点を置いています。毎年、売上高の10%以上を研究開発に投入し、1万人を超える研究開発技術者を擁する華為科技は、それをバックに、世 界市場に高性能の革新的な製品を投入し続け、顧客ニーズの変化に応じています。華為科技 に関する情報は、次のURLをご参照ください:
http://www.huawei.com

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFCOM200206.099