インフィニオンが衛星波デジタル放送標準に国際対応した高集積シリコンチューナを発表

2002/06/25 | テクノロジー メディア

独インフィニオンテクノロジーズは、衛星波放送標準にグローバルに対応した業界最高の集積度を持つチューナIC「TUA6120」を発表しました。このシリコンチューナは、外部能動部品を一切不要にし、高 周波フロントンエンドシステムの設計を「プラグ・アンド・プレイ」なソリューションへ簡素化します。この投入で、STB(セットトップ・ボックス)、統合デジタルTV、PCカード・レシーバ、そ の他の携帯デバイスなどをターゲットとしたインフィニオンの先導的なマルチメディア製品ラインナップが一段と充実します。

「TUA6120」は、高周波からベースバンドへの変換をシングルチップでカバーする衛星波レシーバです。ダイレクト・コンバージョン方式アーキテクチャを採用しており、イメージ・リジェクト・フ ィルタも、SAW(弾性表面波)フィルタも不要となっています。このシングルチップ・シリコンチューナの利点として、部品コストの低減、小型パッケージ(VQFN-48リードレス・パッケージ)に よるボードスペースの低減、変調方式8-PSKおよびQPSKへの対応、低消費電力(0.8W以下)などがあげられます。

インフィニオンのトーマス・ポラコフスキー(ディスクリート事業ユニット担当副社長兼ゼネラル・マネージャ)は、「当ソリューションは、高周波からベースバンドへの変換が簡単で、し かも部品コストが最小限で済む先端チップを求めるレシーバメーカーのニーズを満たします。新チップTUA6120は、デジタル方式の衛星波、CATV、地上波、モ バイルを網羅するインフィニオンのシリコンチューナ・ファミリの第1号となります」と、語りました。

「TUA6120」は、非常に小型のリードレス・パッケージP-VQFN-48に格納されて供給されます。チューナ・モジュール、デュアル・チューナ、オンボード型レシーバ、ポ ータブル型ないしモバイル型レシーバなどのアプリケーションに適します。単方向および双方向の衛星波システムが支援されます。このチップは、DVB-S(欧州の衛星波デジタル・ビデオ放送)、ISDB( 日本の総合サービス・ビデオ放送)、DSS(米国の直接衛星波システム)など、広範なアプリケーションに適用できます。このチップは、機器メーカーの製造工程も簡素化します。単一のシングルチップ・ソ リューションを購入するだけで、モジュール、NIM(Network Interface Module)、オンボード・ソリューションなどに簡単に装着できるからです。

「TUA6120」はすでに最初のサンプルができています。評価サンプルと評価ボードを2002年7月までに出荷開始する予定です。量産開始は2002年第4四半期の予定です。2 002年9月までにリファレンス・テザインの提供を開始する予定です。大量注文時の単価は1.65米ドル(1.8ユーロ)以下になる見込みです。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFWS200206.108e

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  • Infineon Introduces Industry's Highest Integrated Silicon Tuner for Global Digital Satellite Broadcasting Standards
    Infineon Introduces Industry's Highest Integrated Silicon Tuner for Global Digital Satellite Broadcasting Standards
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