インフィニオンがプロモス社に関するモセルバイテリックとの株主間協定を解消

2002/10/01 | ビジネス&フィナンシャルプレス

独インフィニオンテクノロジーズは、台湾のモセルバイテリック社との合弁会社「プロモス(ProMOS)」(本社:新竹)に関する、同社との株主間協定を2003年1月1日をもって解消すると発表しました。 株主間協定の条件遵守をめぐって、インフィニオンがモセルバイテリックに対し事前に警告を発していたにもかかわらず、モセルバイテリック側が実質的な契約違反を繰り返したのが理由です。

同時に、双方がプロモスから製品を買い取る権利を定めた製品購入契約も解消されることになります。プロモスは現在、インフィニオンとのライセンス契約に基づいてのみ生産を行うことができます。そ のため、インフィニオンはプロモスと新しい供給契約を締結するための交渉に入る意向です。

株主間協定を解消しても、インフィニオンはプロモスの主要株主としての地位を維持し、プロモスの取締役会での強い発言力を確保して、プロモスを支援していく方針です。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFXX2002010.001 e