インフィニオンテクノロジーズがGSM用の直接変換方式無線トランシーバICを発表

2001/02/20 | テクノロジー メディア

独インフィニオンテクノロジーズは本日、GSM無線トランシーバIC「SMARTi-DC」のサンプル出荷を開始したことを発表しました。「 SMARTi-DC」には、GSM900/1800/1900の3バンドに対応した音声およびデータ伝送用の無線トランシーバ機能が集積化されています。先進的な直接変換方式の採用により、GPRS( General Packet Radio Services)やEDGE(Enhanced Data for GSM Evolution)な どの新機能や新サービスに対応した携帯電話機の設計が容易になります。さらに、携帯電話機の小型化と低価格化がはかれます。

インフィニオンテクノロジーズのギュンター・ワインベルガー(無線通信事業部シニアバイスプレシデント兼ゼネラルマネージャ)は、「 直接変換方式トランシーバSMARTi-DCをお客さまへお届けできることを、非常に喜んでいます。SMARTi-DCの柔軟なアーキテクチャにより、同じチップをベースとして、低価格のGSM携帯電話機、3 バンドの国際携帯電話機、第2.5世代(2.5G)のGPRSないしGPRS/EDGE携帯電話機などを設計することが可能となります。インフィニオンは、トランシーバの開発にあたって、大 量生産可能な最高の集積度を持ったデバイスを目標としてきました。これによって、お客さまのご要望に、充分にお応えできると確信しています」と、語りました。

「SMARTi-DC」には、トランスミッタ、レシーバ、PLL、RF-VCO、フィルタ、26MHz基準オシレータなどが集積化されています。特長として、L NAを内蔵した高性能の直接変換方式レシーバ、RF-VCOの完全集積化、きわめて低雑音の直接変調方式トランスミッタなどがあげられます。「SMARTi-DC」は、送 受信機能を内蔵したEDGE対応の無線デバイスとしては、市場で初の製品です。このデバイスにより、GSM無線部の部品点数と消費電力が大幅に削減されます。

「SMARTi-DC」は、スイッチング速度の高いSAM(Simple Application Multislot)対応RF-PLLの採用により、高速データ伝送(HSCSD、GPRS、E DGE)を支援します。トランシーバの機能は、3線式バスインターフェイスを介して簡単に制御できます。標準I/Qインターフェイスを介して、ベースバンドIC(インフィニオンのE-GOLD+など)へ 接続できます。能動部品としては他にパワーアンプだけで、2バンドマルチスロットGSM無線部を構成することができます。

「SMARTi-DC」は、遮断周波数25GHzのBiCMOSプロセス「B6HFC」で生産され、VQFN-48パッケージ(7mm×7mm)に収納されています。2 001年の第4四半期に量産開始の予定です。

Information Number

INFWS200102.042