インフィニオンがVoIPやVoDSLに最適な2チャネルCODEC/SLICチップセットを発表

2001/08/28 | テクノロジー メディア

独インフィニオンテクノロジーズは、従来よりも大幅に小型化をはかった、デュアル・チャネルCODEC/SLICチップセット「DuSLIC」の 出荷を開始したことを発表しました。この高集積チップセットは、現行市販品としては最も豊富な機能セットを提供し、さらに、実装スペースも同等品に比べてわずか32%と大幅に削減します。この高集積デバイスは、イ ンターネット電話(VoIP)やDSL電話(VoDSL)アプリケーションにおいて、高密度ネットワーク・アクセス装置や顧客宅内機器向けに最適で、機器メーカに対し、プ リント回路基板サイズおよびコストの低減というメリットをもたらします。

インフィニオンのクリスティアン・ヴォルフ(有線通信グループ担当副社長兼キャリア・アクセス事業ユニット・ゼネラルマネージャ)は、「当社の新しいチップセットにより、性能面で妥協することなく、コ スト効率の高い高密度ラインカードやコンパクトな統合アクセス装置(IAD)をフレキシブルに設計できるようになり、その結果、アナログ電話(POTS)ソリューションの競争力強化が図れます」と、語りました。

小型化されたデュアル・チャネルCODEC/SLICチップセット「DuSLIC」は、新しいSLICデバイスおよびCODECデバイスで構成されています。新しいSLICデバイスは、電 気的および熱的性能に優れた銅リード・フレームを用いた48ピン・パッケージ(寸法7mm×7mm)に収納され、3.3V動作の低消費電力デバイスとして設計されています。新しいCODECデバイスは、T QFPパッケージ(寸法12mm×12mm)に収納され、これも供給電圧3.3Vで動作し、消費電力がきわめて低く抑えられています。

「DuSLIC」製品ファミリ
インフィニオンの「DuSLIC」製品ファミリは、ネットワーク・アクセス機器や顧客宅内機器用に最適化された製品です。2チャネルのアナログ電話に対する終端機能を提供します。 その広範な機能を、ソフトウエアでプログラムすることができます。

「DuSLIC」は、新しいシステム機能に包括的に対応し、すぐれた音声およびモデム伝送性能(LSSGR-TR57、ITU-Q.552、ITU-G.712など)を提供します。しかも、き わめて低消費電力という特長があります。回線エコー・キャンセラ、トーン検出、DTMF認識、コーラIDなどの先進機能セットも備え、音声のパケット伝送(Voice over Packet)向 けに最適なソリューションとなっています。

「DuSLIC」には、包括的な試験および故障診断機能が集積化されているので、保守点検サービスには、テスト・リレーや高価な試験装置を使わなくても、遠隔で回路および回線の試験が行えます。単 一のハードウエア設計で、簡単なファームウエアのダウンロードにより、世界中のアプリケーションや各国固有の条件に適応できます。呼び出し音、課金(テレタックス)、DC給電、インピーダンス整合、ハイブリッド・ バランシング、周波数応答、利得、μ則/A則といった、すべてのアナログ・ライン・カード機能が、ソフトウエアで制御され、最適化されます。完全プログラマブルなデュアル・チャネルCODEC 「 Slicofi-2」と2個のシングル・チャネルSLICチップがシームレスに接続され、きわめて少数の外付け部品により、最高の伝送性能を提供します。

価格と供給について
今回発表した「DuSLIC」チップセットは、現在サンプルおよび量産出荷中です。チップセットの価格は1,000個受注時で1ポートあたり9米ドル以下です。大 量注文の場合の価格はお問い合わせください。

「DuSLIC」チップセットのデータシート、アプリケーション・ノート、開発ツール、技術報告書などの情報については次のURLでもご覧になれます:
http://www.infineon.com/duslic


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INFCOM200108.115e