インフィニオンテクノロジーズが40Gbpsフレーマ/ポインタ・プロセッサを発表

2001/10/01 | マーケットニュース

通信用半導体と光ファイバ・コンポーネントのリーディングサプライヤである独インフィニオンテクノロジーズは、本日、次世代のSONET/SDH向けに、シ ングルチップ製品として世界初の4ポートSTS-192フレーマ/ポインタ・プロセッサ「Titan 19244」を発表しました。このデバイスは、インフィニオンが最近発表した伝送速度40Gbpsのフレーマ/ マッパ・システムをベースとした製品ファミリの一つです。インフィニオンのOC-192トランスポンダと組み合わせて、1 0Gbps市場および新興40Gbps市場向けの高密度ラインカードに使用することにより、 多機能で最高集積度のシステム・ソリューションを実現します。

インフィニオンのジャック・バーシ(WAN事業ユニットのマーケティング担当副社長)は、「光伝送システムのメーカは、Titan 19244を採用することによって、長距離およびMAN( Metropolitan Area Network)用のDWDM(Dense Wave Division Multiplexer)、ADM(Add Drop Multiplexer)、DCC( Digital Cross Connect)などの先端システムを速やかに実現し、大幅なコスト低減と開発期間の短縮をはかることができます。Titan 19244は、次 世代の多チャネルSTS-192システムや新興STS-768システムの実現にとって極めて重要な要素となる、高集積度、低消費電力、省スペースという特長をすべて兼ね備えています」と、語りました。

インフィニオンの「Titan 19244」は、伝送速度40Gbpsに対応した、シングルチップの4ポートSTS-192フレーマ/ポインタ・プロセッサです。業界で初めて、4 つのポートすべてに対してSTS-1粒度のポインタ処理をサポートしています。この特長は40GbpsのSTS-768でも発揮できます。「Titan 19244」は、STS-3c、STS-6c、S TS-9cなど、標準ないし非標準の集線レベルをサポートしています。ネットワークノード間のデジタル通信で使用されるTOHバイト(DCC、EDCCなど)の終了と生成もサポートします。さらに、高 速の入出力動作として、ライン側で4回線の10Gbpsチャネル(各チャネル622Mbps×16bit)をサポートし、システム側で4回線のSTS-192 SONETリンクの出力を行います。ラ イン側とシステム側のインターフェイスはともに、OIF SFI-4標準との互換性を確保しています。これにより「Titan 19244」は、イ ンフィニオンのOC-192トランスポンダとのシームレスなインターフェイスが可能になります。「Titan 19244」は、POH(B3/J1/G1/C2)モニタリング、ラ イン側とシステム側のループバック・サポート、故障および誤り検出(AISP、LOC、LOF、LOP、SEF)の発見など、広範囲な機能支援、警報、誤り監視機能を備えています。さらに、コ ンフィギュレーションおよびモニタリング用に高速マイクロプロセッサインターフェイスを備えています。

「Titan 19244」は2002年上半期に量産開始の予定です。1413ピンのフリップチップBGAパッケージに格納され、単価は2,590米ドルになる予定です。

Information Number

INFCOM200110.125e

Press Photos

  • Titan 19244 Overview
    Titan 19244 Overview
    Figure 2:

    JPG | 242 kb | 839 x 541 px

  • A Quad Port Digital Cross Connect Application
    A Quad Port Digital Cross Connect Application
    Figure 1:

    JPG | 224 kb | 839 x 541 px