インフィニオンテクノロジーズがADSLモデム用の高集積度フロントエンドICを発表

2000/09/18 | テクノロジー メディア

独インフィニオンテクノロジーズは本日、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モ デム用のシングルチップフロントエンドIC「LiDrAFE」(Line Driver and Analog Front End)を発表しました。このIC(型名:PEB22715)は、高い集積度を備え、消 費電力が大幅に低減されています。ADSLの最高ビット速度において最大出力で伝送を行った場合でも、消費電力は800mWに抑えられます。「LiDrAFE」には、アナログフロントエンド、回線ドライバ、D CXO(Digital Controlled Crystal Oscillator)、フィルタなどが集積化されているので、必要な外部部品は非常に僅かとなり、システムの低コスト化がはかられます。

ADSL用フロントエンドICにDCXOが集積化されるのは、業界で始めてです。この結果、モデムのタイミング回復を処理するための高価な外部VXCO(Voltage Controlled Oscillator)が不要となります。

「LiDrAFE」は、ADSLデータポンプICと組み合わせて使用することにより、ITU-T、ANSI、ETSIなど主要なADSL伝送標準に適合したモデムソリューションを提供します。「 LiDrAFE」は、インターフェイス仕様の相違に柔軟に対応できるように設計されているので、市販の各種ADSLデータポンプICを直接接続することができます。

「LiDrAFE」(型名:PEB22715)は、P-MQFP-80パッケージに収納されています。現在、サンプル供給が可能です。量産開始は2000年第4四半期の予定です。シ ステム開発用プラットフォームとして、評価ボード「SMART22715」が用意されています。

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INFCOM200009.093