インフィニオンがスマートカード用コントローラICを発表64KバイトEEPROM搭載の新製品

2000/06/29 | テクノロジー メディア

インフィニオンテクノロジーズは、スマートカード用16ビットコントローラIC「66Plus」シリーズの新製品である「SLE66CX640P」を発表しました。インフィニオンは、スマートカードIC に対し、世界で最初に0.25μmプロセス技術を使用しました。この最先端のプロセスにより、業界最大のEEPROM容量64Kバイトを持つスマートカード用コントローラIC「SLE66CX640P」が 可能となりました。大容量EEPROMが搭載されたことにより、短期間でのアプリケーション開発が可能となります。このコントローラICは、ハイエンドのGSM携帯電話システムに最適です。さらに、モ バイルコマース、銀行間決済、今後普及の期待される多機能(マルチアプリケーション)カードなど、広範囲のセキュリティ関連アプリケーションにも適しています。

大容量のEEPROMを活用することにより、開発用ROMマスクを待つことなく、コントローラICにアプリケーションソフトを書き込み、動作を検証することが可能となります。ア プリケーションの動作を確認した後に、EEPROM容量8K~64Kバイト、ROM容量64K~136Kバイトを持つ量産チップの生産を開始できます。このコントローラICのセキュアROM領域には、例えば、マ イクロソフト社の「Windows for Smart Cards」のようなオペレーティングシステム(OS)を搭載することができます。

「SLE66CX640P」を含む「66Plus」シリーズのICは、スマートカード専用CPUコアやハードウェア化された暗号処理機能など、高度のセキュリティ機能を提供します。こ のシリーズのコントローラICには、真正の乱数発生器(RNG)、メモリ管理および保護機能(MMU)、シールド機能、センサ機能、フィルタ機能、暗号アクセラレータなどが集積化されています。暗 号鍵2048ビットまでのRSAアルゴリズムを1秒以内で処理することが可能です。さらに、16ビットタイマ、巡回冗長検査(CRC)モジュール、リアルタイム割込処理用ロジックなどが装備されています。「 66Plus」シリーズの最大メモリ容量は、EEPROMが64Kバイト、ROMが136Kバイト、RAMが5Kバイトです。

インフィニオンのウルリッヒ・ハーマン(同社ICカード部門のシニアバイスプレシデント兼ゼネラルマネージャー)は、「 今回発表された市場で最大のEEPROM容量を持つスマートカードコントローラICは、インフィニオンの最先端のプロセス技術と業界をリードするセキュリティ技術を提供します。このコントローラICは、現 在スマートカード市場に出ている標準CPUコア製品と比較して、ハードウェアでのセキュリィティ、信頼性、市場リリース時期などの面で、ユーザーに大きなメリットとなります」と語りました。

「66Plus」シリーズでは「SLE66C320P」がすでに量産供給されています。今回発表の「SLE66CX640P」は、現在はサンプル出荷段階で、今 年の第3四半期初めに量産開始の予定です。インフィニオンのICカードについての詳細情報は次のURLをご参照ください:

http://www.infineon.com/security_and_chipcard_ics



Information Number

INFCC200006.081