インフィニオンテクノロジーズがシングルチップUSB-ISDNアダプタ「PSB2154」を発表

2000/02/01 | テクノロジー メディア

インフィニオンテクノロジーズは、USBとISDNの接続機能を装備した通信用マイクロコントローラ「PSB2154」(略称:SIUC-X=Single-chip ISDN to USB Controller)を発表しました。このデバイスには、USBを介してISDN-S/Tインタフェースへアクセスするのに必要なすべての機能がシングルチップで集積化されています。こ の高集積度デバイスを適用することによって、USB-ISDNアダプタをケーブルのバンプ(隆起部)に組み込むことも可能となります(Cable-with-a-Bump)。「PSB2154」は、C MOS技術で生産され、80端子のプラスチックMQFPパッケージに収納されています。

「PSB2154」には8ビットマイクロコントローラ「C800」コアが内蔵されています。このコアは「増強フックス技術」(Enhanced Hooks Technology)を 基盤としたオンチップのエミュレーション支援機能を備えているので、カスタム仕様ファームウェアの開発と更新が容易に行えます。さらに、マ イクロコントローラファームウェアとデバイスドライバの包括的なパッケージが用意されているので、これをそのまま設計に利用することも可能です。

「PSB2154」は、低電力3.3V技術で設計され、先進的な省電力モード(「On Now」や「Intelligent Wak Up」など)を備えています。電圧レギュレータが内蔵され、U SBからデバイスのすべての給電を行えます。この結果、外部電源が省けるので、非常に小型のユニットを実現できます。USBのサスペンドモードにおける要求条件も満足されます。もちろん、機 能拡張デバイスと専用電源を併用した高機能ユニットを設計することも可能です。

「PSB2154」の8本の補助I/Oインターフェイスを介して、デバイスの多様な機能を設定できます。また、3本のLEDポートによって、ユーザ用の状態情報を表示できます。このうち1本は、S バス活性状態を自動的に表示します。さらに、外部EEPROMを接続することにより、ベンダIDやプロダクトIDなどのカスタムデータをデバイスにロードすることが可能です。

「PSB2154」は、ISDNデバイス相互接続インターフェイス「IOM-2」を装備しているので、外部デバイスを接続して機能を容易に拡張することができます。例えば、Uトランシーバ「 PSB21911」(略称:IEC-Q-TE)を接続すると、米国Uインターフェイスにも対応可能となります。

「PSB2154」の開発支援ツールとして、性能試験用の評価ボード「SIPB72514」と、ISDNターミナルアダプタを実現した参照ボード「SIPB72155」が用意されています。

「PSB2154」は、現在はUSBコア仕様V1.1に対応しており、今後のV2.0への対応を準備中です。また、PC99標準の要求に適合し、ISDNデバイスに対するCDC( Communication Device Class)仕様V1.1およびUSBのDFU(Devices Firmware Upgrade)仕様V.1.0に準拠しています。フ ァームウェアダウンロード機構により、規格の更新や機能の更新を、ハードウェア設計変更なしで容易に行うことができます。

Information Number

INFCOM200002.029