インフィニオン、モバイルセキュリティ分野のターンキーソリューション「OPTIGA™ Mobile」を発表

2016/02/19 | マーケットニュース

2016年2月19日、ミュンヘン(ドイツ) 

2014年から2020年の期間で、スマートフォンによる全世界のモバイル通信トラフィックが10倍に増加すると予想されるなか、モバイルセキュリティの分野も成長軌道にあります。こうしたモバイルセキュリティ分野のターンキーソリューションを市場に提供すべく、独インフィニオンテクノロジーズは「OPTIGA™ Mobile」を発表しました。今回の新ブランドは、モバイルセキュリティを柱とする、インフィニオンの組み込みセキュリティソリューション「OPTIGA™」製品群を拡張するものです。「OPTIGA Mobile」を導入することで、モバイル機器メーカーやOSプロバイダーは、自社製品のセキュリティを高めつつ、セキュリティが不可欠な生産設備や生産プロセスへの投資を軽減できます。 

インフィニオンのプラットフォームセキュリティ担当責任者ユーゲンシュパンコッフ(Juergen Spaenkuch)は、次のように述べています。「『OPTIGA Mobile』では、ハードウェアベースのルートオブトラスト(Root of Trust:信頼の基点)をモバイル機器に実装するための、あらゆる構成要素が提供されます。お客様は今後、当社のチップを既存の生産ラインや物流ラインにシームレスに組み込むことが可能です。この結果、競争上の優位性が生まれるとともに、エンドユーザーのメリットとして、モバイルセキュリティを最大限に向上できます」 

モバイル機器にセキュリティコントローラを組み込むことは、困難な作業です。というのも、機器メーカーやOSプロバイダーは、セキュリティが不可欠なプロセスに幅広く直面しており、梱包や輸送にも特別な物流要件が求められるからです。「OPTIGA Mobile」の場合、カスタム化に対応したターンキーのセキュリティソリューションを、インフィニオンが顧客の生産拠点に直接提供します。セキュリティ関連の生産工程はすべて、インフィニオンが認定を取得した安全な製造施設内で処理されます。 

「OPTIGA Mobile」の主なサービスは、以下の通りです。

  • 鍵(対称/非対称)と(認証局の署名済みの)公開/自己証明書の社内での生成とインジェクション

  • 顧客提供の静的/動的データの事前ロード

  • チップ個別のコードとデータ

  • 顧客別のパッケージへのマーク/ラベル印刷

  • 端末メーカーや顧客の製造拠点への直接出荷

 インフィニオンは、モバイルセキュリティソリューションの信頼されるサプライヤーです。その業界をリードする組み込みセキュリティソリューションは、サムスンやレノボなど、市場の最大手企業に採用されており、スマートフォン、タブレットや、スマートウェラブル端末でユーザーの機密情報を保護しています。 

詳細については、 www.infineon.com/mobile-securityをご覧ください。

インフ ィニオン、「 Mobile World Congress 2016 」(於:バルセロナ、会期: 2016 2 22 25 日)に出展

インフィニオンは、ネットワーク社会の性能とセキュリティの需要の高まりに応えるための、魅力的なソリューションを幅広く紹介します(ホール6、ブース番号6C41)。イベントでは、コネクテッドカー向けの組み込みセキュリティや、モバイルユーザー体験を向上させるRFフロントエンド ソリューション、スマートデバイス向けの認証などについて、デモンストレーションを行います。詳細については、 www.infineon.com/mwc をご覧ください。

Information Number

INFCCS201602-029

Press Photos

  • Juergen Spaenkuch, Division Vice President, Chip Card & Security, Infineon Technologies AG
    Juergen Spaenkuch, Division Vice President, Chip Card & Security, Infineon Technologies AG
    Juergen_Spaenkuch

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