松下電器のスチームオーブンレンジにIGBT製品を供給 インフィニオン テクノロジーズ

2007/04/18 | マーケットニュース

インフィニオンテクノロジーズジャパン(本社:東京都品川区大崎1-11-2、代表取締役社長:森康明)は、松下電器産業株式会社(以下、松下電器)の スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロNE-SV30HA」に、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)製品を供給していると発表しました。同スチームオーブンレンジは、2 006年9月に日本で発売が開始されました。更にインフィニオンは、2007年より北米向けモデルにもIGBT製品を供給しています。

今回採用されたのは、インフィニオンのIGBT製品「IHW30N100T」と「IHW30N100R」です。特に「IHW30N100R」は、インフィニオン最先端技術である「リバース・コ ンダクティング」技術が使われています。この技術により、従来2チップで構成していたIGBTとReverse DIODEをモノリシック化することができ、またインフィニオン独自の「Trench Stop」技 術を合わせて非常に低いスイッチング損失と低導通損失を同時に実現しました。このインフィニオンのリバース・コンダクティングIGBTシリーズは、現在900V、1000V、1200V、1 600Vをラインアップとして、IHクッキングヒータ、IH電子レンジ、IH炊飯器などのソフトスイッチング動作のアプリケーションに完全に対応します。また600V品も本年度リリース予定です。

インフィニオンは、パワー半導体の市場シェア世界第1位(売上高ベース)の半導体メーカーです(IMS Research 調べ、2006年9月)。年 々増加の一途をたどる電力消費量の削減という世界規模の課題に対応する半導体製品およびシステムソリューションを提供しており、「エネルギー効率の追求」を大きな活動目標の一つとして掲げています。松 下電器は世界をリードする家庭電化機器メーカーであり、同社が世界で展開する製品に対し電力効率に優れた半導体製品を提供することにより、インフィニオンはさらなるエネルギー消費量削減に貢献することができます。

インフィニオンは、このスチームオーブンレンジとIGBT製品を、2007年4月18日から千葉・幕張メッセで開催される「Techno Frontier 2007 - Power Supply Japan」の自社ブースで展示いたします(ホール6、ブース:6151)。


インフィニオンテクノロジーズ ジャパンの概要
1. 設立 1980年2月1日
2. 事業目的 電子デバイスの販売および一切の関連業務
3. 資本金 120,000,000円
4. 代表取締役社長 森 康明
5. 沿革
1980年2月 富士電機とシーメンスの合弁会社として富士エレクトロニックコンポーネンツ
株式会社設立
1996年10月 社名をシーメンスコンポーネンツ株式会社に変更
1998年10月 名古屋支店開設
1999年9月 社名をインフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社に変更
2004年2月 大阪営業所開設
2006年1月 東京本社を品川区大崎に移転
2006年10月 メモリ事業部(キマンダジャパン)を分社

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、エネルギー効率、コ ネクティビティ、セキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度(9月決算)の売上高は79億ユーロ( キマンダの売上高38億ユーロを含む)、従業員は世界全体で約4万2,000人(キマンダの従業員約1万2,000人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米 国ではカリフォルニア州ミルピタス、アジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
ホームページ: http://www.infineon.com/jp

Information Number

INFJP200704.022