インフィニオンが最高7.2MbpsのHSDPA高速データアクセスをマスマーケット向け携帯電話で実現 包括的でスケーラブルなマルチメディア携帯電話ソリューションを提供

2006/02/13 | マーケットニュース

 独インフィニオンテクノロジーズは本日、スペインのバルセロナで開催中の3GSM World Congressにおいて、最高7.2MbpsのHSDPA(高速ダウンリンク・パケット・ア クセス)データ転送をサポートする最新ベースバンド・プロセッサをサンプル供給すると発表しました。インフィニオンはこの高集積チップにより、ミ ッドレンジのマルチメディア携帯電話市場で初めてHSDPA規格のデータ速度を実現させた半導体メーカーとなります。

新しいS-GOLD3Hチップは、インフィニオンの定評あるS-GOLD®ベースバンド・プロセッサ・ファミリの最新製品として、HSDPA携帯電話ソリューションを拡充します。同 ソリューションのポートフォリオには、このほかに現在、ベースバンド・プロセッサ、RFトランシーバ、パワーマネジメントIC、プロトコルスタック、APOXI(Application Programming Object-oriented eXtendable Interface)アプリケーション・フレームワークがあります。S-GOLD3Hは、イ ンフィニオンの次世代HSDPA/WCDMA(Wildband Code Division Multiple Access)/EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)マルチメディア・リファレンス・プラットフォームであるMP-EHの中核をなしています。

インフィニオンの取締役会メンバーで通信ソリューションズ部門の責任者を務めるヘルマン・オイルは、次のように述べています。「インフィニオンは革新的な機能をチップに集積し、超 低コスト電話からフィーチャーフォンに至る携帯電話業界の全セグメントに対応した2G(第2世代)~3.5Gの広範なリファレンス・プラットフォームを顧客に提供することを目指しています。最 新のHSDPAチップは、今日のマスマーケット向け携帯電話でのデータ通信速度を3倍以上高速化することができます。これにより、ビデオストリーミングや音声/ビデオの高速ダウンロードなどのブロードバンド・マ ルチメディア・アプリケーションがマスマーケットでも利用可能となります。当社の最新リファレンス設計プラットフォームはスケーラブルで豊富な機能を包括的に備え、携帯電話が2.75Gから3G、3 .5Gへと進化を遂げる中で、顧客の課題となっている厳しい製品投入サイクル短縮のニーズを満たすだけでなく、市場の変化に素早く対応できる柔軟性も備えています。」

WCDMA携帯電話市場の成長見通しは今後5年間で平均50%強
市場調査会社ストラテジー・アナリティクスは、EDGE/WCDMA携帯電話のシェアが2005年の15%から2010年には78%と順調に伸びると予測しています。こ れは年平均成長率51%に相当します。同社は2010年までにWCDMA携帯電話のほぼ70%がHSDPA対応になると見ています。

S-GOLD3H:3.5G携帯電話向けベースバンド・プロセッサ
S-GOLD3Hは、将来のマルチモードHSDPA/WCDMA/EDGE/GPRS/GSM(Global System for Mobile Communications)マルチメディア電話やPDA、データカードなどでの利用を想定して設計されています。S-GOLD3Hでは特に専用のアプリケーション・プロセッサを追加しなくても、T V電話やビデオストリーミング、高画質のビデオ録画・再生に十分対応できる処理能力を備えています。また、最大500万画素の高解像度カメラ、3D/2Dグラフィックス、最新のオーディオビジュアル標準( MPEG4、H.264、MP3、AAC+など)にも対応しています。さらに接続関連技術ではBluetooth、Assisted GPS、WLANをサポートしています。

S-GOLD3Hチップは真のブロードバンド・モバイル体験を実現します。携帯電話からHSDPA 7.2Mbpsの速度でインターネットを閲覧したり、電 子メールやデータをSDカードにダウンロードできるほか、同時にBluetoothステレオヘッドセットでMP3形式の音楽を聴くこともできます。

インフィニオンのスケーラブルなHSDPA/WCDMA/EDGEマルチメディア・プラットフォームが業界標準を確立
S-GOLD3Hを核とするインフィニオンの次世代HSDPA/WCDMA/EDGEマルチメディア・プラットフォームMP-EHは、新たな業界標準を確立しています。業 界最高集積度を誇るこのプラットフォームは、EDGEの4周波数帯域すべてに加えてWCDMA携帯電話標準で指定されている6周波数帯域のうち任意の3帯域をサポートすることができ、さらに3GPP(3rd Generation Partnership Project)リリース5プロトコルスタックで最高7.2 MbpsのHSDPAデータ転送速度を実現します。M P-EHはその派生プラットフォームであるMP-E+(2.75G電話用)やMP-EU+(3G電話用)とプラットフォーム・アーキテクチャやデザインが共通しているので、携 帯電話ハンドセットメーカーは既存の製品ポートフォリオを素早く拡張し、高度な標準に移行することができます。

MP-EHプラットフォームの主要コンポーネントは、S-GOLD3Hベースバンド・プロセッサ、SM-Power3パワーマネジメント・チップ、SMARTi 3GE RFトランシーバ( 現在定義済みの6バンドWCDMAと4バンドEDGEをサポート)、Bluetooth接続用のBluemoon UniCellular IC、A-GPS位置特定用のHammerheadチップ、W LAN用のWildcard LPチップで、いずれもインフィニオンの製品です。

MP-EHプラットフォームは開発用パッケージとして提供され、プロトコルスタック、APOXIフレームワークに組み込まれた各種アプリケーション、ソ フトウェア開発用の包括的なツールセットが含まれています。

提供時期
S-GOLD3Hは既にサンプルが完成しており、リファレンス設計プラットフォームのMP-EHは2006年半ばに提供される予定で、2007年中旬にはミッドレンジ・マ ルチメディア携帯電話の生産立ち上げが実現する見通しです。

インフィニオンはこのマルチメディア携帯電話用の新しいプラットフォーム・ソリューションを、2月13日から16日までバルセロナで開催されている3GSM World Congress 2006にて紹介しています(ホール1、ブースC 08)。

インフィニオンのマルチメディア・プラットフォームとベースバンド・コンポーネントに関する詳細情報は www.infineon.com/mobilesolutions、イ ンフィニオンのワイヤレス・ソリューションの概要は www.infineon.com/wirelessにてご覧いただけます。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マ ルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、メモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください:
本社サイト: http://www.infineon.com
日本サイト: http://www.infineon.com/jp


Information Number

INFCOM200602-037

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  • English<br><br>

S-GOLD3H: Infineon's baseband processor supports HSDPA (High-Speed Downlink Packet Access) data rates of up to 7.2 megabits per second (Mbit/s) for the mid-range multimedia phone segment.<br><br>

Deutsch<br><br>

S-GOLD3H: Infineons Basisbandprozessor S-GOLD3H bietet HSDPA- (High-Speed Downlink Packet Access) Datenraten von bis zu 7,2 Megabit pro Sekunde (Mbit/s) für Multimedia-Handys im mittleren Marktsegment.
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    S-GOLD3H: Infineon's baseband processor supports HSDPA (High-Speed Downlink Packet Access) data rates of up to 7.2 megabits per second (Mbit/s) for the mid-range multimedia phone segment.

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    S-GOLD3H: Infineons Basisbandprozessor S-GOLD3H bietet HSDPA- (High-Speed Downlink Packet Access) Datenraten von bis zu 7,2 Megabit pro Sekunde (Mbit/s) für Multimedia-Handys im mittleren Marktsegment.
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