インフィニオンがカノープスと共同でマルチチャネルVideo over VDSLを実演

2002/07/03 | マーケットニュース

.先進通信システム用ICの先導プロバイダである独インフィニオンテクノロジーズは、高性能ビデオ配信システムの先導プロバイダであるカノープス株式会社と共同で、インフィニオンの標準準拠Packet over VDSL(PoVDSL)チップセットとカノープスのメディアサーバ「MEDIAEDGE」を使用したマルチチャネルVideo over Telephone Wiringの実演を行うと発表しました。

この実演は、2002年7 月3~5日に幕張メッセで開催される展示会「NetWorld+Interop」のインフィニオンのブース(ブース番号:1W33)で行われます。

カノープス株式会社の藤原睦朗社長兼COOは、「インフィニオンのPoVDSLソリューションは、高品質のビデオ、TV、そ の他の高帯域娯楽サービスの配信を既存の電話インフラ上でいかに簡単に行えるかを立証します。カノープスの費用効果の高いビデオ配信システムMEDIAEDGEは娯楽場、小売店、企業、行政機関、教 育機関などでの配信を成功させるために必要な高品質の配信手段を提供します。今日のネットワーク・サービスの展開においては、すばらしい解像度とほぼリアルタイムに近い精度が重要な意味を持ちます。VDSLは、伝 送速度およびリーチや費用効果の点からみて、エンドユーザにブロードバンドを必要とするサービスを送り届けられる理想的な技術です」と語りました。

インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社(本社:東京都品川区東五反田 3-20-14)の代表取締役社長・森康明は、「ビデオ・ス トリーミング技術のリーダーであるカノープス様とお仕事ができて、大変に光栄です。インフィニオンのPacket over VDSLソリューションとカノープス様の高性能ビデオ配信ポンプを組み合わせることで、 アクセスシステム・プロバイダは、顧客のあらゆるニーズを満たせる、カスタムメイドなデータ、音声およびビデオ・アプリケーションを提供できます」と、述べました。

カノープスの「MEDIAEDGE」システムは、図書館、博物館、旅行代理店、法人のビデオ・アーカイブなど、教育環境でのビデオ・オン・デマンド(VOD)アプリケーションを実現します。「 MEDIAEDGE」は空港、駅、ビデオレンタル店、ミュージックストア、映画館などでのビデオ広告やインフォメーション配信に理想的です。また、ホテル客室やインフォメーション・キ オスクでの映画や情報案内の配信にも最適です。

カノープスについて
カノープス株式会社(本社:神戸市)は、ビデオ編集およびグラフィック製品の日本最大のメーカーです。カノープスは、ビデオのプロや愛好家向けのノンリニア・ビデオ編集製品を製造し、表 彰を受けています。カノープスのDV編集、MPEG-2エンコーダおよび3D DVE製品は革新的なハードウェアとソフトウェアの組み合わせから成り、性能、機 能および信頼性の点で新しい業界標準とみなされています。カノープスは米、英、独、豪および中国の各国に海外拠点を持っています。
ウェブサイト: http://www.canopus.co.jp

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。

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INFCOM200207.118e